民主党は岡田克也代表を団長に2日午後から4日にかけ、韓国を訪ね、日韓国交正常化50周年の節に、両国関係が」「少しでも前進するよう対話を深める」意向だ。
岡田代表は「今年は日韓国交正常化50年の区切りの年であり、戦後70年でもある。韓国は非常に重要な近隣の国で、同じ価値観を持つ国であるにもかかわらず、両国関係は必ずしもいい状況ではない」と慰安婦問題や領土問題など課題があることも踏まえ「野党としてしっかり、ある意味、政府を補完して野党外交を展開したいと考えている」と語った。
また、安保法案審議で、南シナ海が出てきたことに「これが集団的自衛権の行使、存立危機事態の3要件の議論の中で出てきていることは今までになかった」としたうえで「集団的自衛権の行使は、ホルムズ海峡が唯一例外とされてきたが、いつの間にか南シナ海もということになっている。新3要件の存立危機事態のあいまいさの表れではないか」と今後、参議院での審議をさらに進める必要があるとの認識を示した。(編集担当:森高龍二)