LINEは、日本マイクロソフトと連携し、LINEの企業向けAPIソリューション「LINE ビジネスコネクト」と日本マイクロソフトが開発・提供する人工知能「りんな」を活用した、人工知能(AI)型のLINE公式アカウントを企業向けに提供すると発表した。
LINEでは、LINEの豊富なスマートフォンユーザー基盤や高いアクティブ率を元に、消費者への到達率や即時性の高いマーケティングツールとして2012年6月より企業向けにLINE公式アカウントの提供を開始した。これまで国内外で300を超える企業・ブランドに導入されている。また、2014年2月にはLINE公式アカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、各企業がカスタマイズして開発・提供することができる「LINE ビジネスコネクト」を発表、従来のLINEユーザーへの一方通行のメッセージ配信のみならず、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージ配信や双方向コミュニケーションなどが可能になっている。
今回提供を開始する人工知能(AI)型のLINE公式アカウントは、LINEの企業向けAPIソリューション「LINE ビジネスコネクト」と日本マイクロソフトが開発・提供する人工知能「りんな」の会話エンジン技術を活用し、企業向けの新たなマーケティングソリューションとして提供するもの。このサービスは、「LINE ビジネスコネクト パートナープログラム」認定の公式パートナーであるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム・トランスコスモスを通じ、「LINE ビジネスコネクト」対応ソリューションの一つとして「りんなAPI for Business」を提供、企業のLINE公式アカウントに実装することにより導入可能となる。
サービスの導入により、企業は、LINE公式アカウントでの個々のユーザーとの会話内容を元に、おすすめの商品や必要な情報を提供したり、ユーザーからの様々な問い合わせに対し、的確にLINE上で対応しつつ、オペレーターの人的コストを削減したりなど、新たなCRM/マーケティングツールとして、LINE公式アカウントを有効に活用することが可能となるという。
なお、企業での導入に先駆け、日本マイクロソフトのLINE公式アカウント「りんな」(LINE ID:@ms_rinna)を公開しており、ユーザーは「りんな」との会話を楽しむことができる。(編集担当:慶尾六郎)