トヨタを代表するクロスオーバー車「ハリアー」に特別仕様車追加

2016年05月25日 08:18

Harrier

トヨタ・ハリアーの特別仕様車 PREMIUM“Advanced Package・Style ASH”(ハイブリッド車)、価格は469万2109円

 トヨタ自動車は、同社を代表するクロスオーバーSUV「ハリアー」の特別仕様車「プレミアム・スタイルアッシュ」および「プレミアム・アドバンスパッケージ・スタイルアッシュ」を6月1日から発売すると発表した。

 現行のハリアーは3代目で、2013年11月の東京モーターショーと同時に発売され、この世代からレクサスRXと切り離され、日本国内専用車として再出発したモデルだ。

 初代から続く伝統の水平基調のプロポーションを受け継ぎ、クオーターピラーを前斜し、フロントデザインはバンパーコーナー部を後方に流して立体的、かつ力強い塊感を表現。シャープで彫の深い造形となって好評だ。

 この3代目がデビューすると国内SUV販売でトップを走っていたマツダCX-5をあっさりと抜き去ってトップに君臨。しかし、同ジャンルを狙ったホンダ・ヴェゼルが翌月に発売されると、これもあっさりとトップを明け渡し、2014年の年明け以降、ヴェゼルの独走状態となった。この4月の販売台数をみても、ヴェゼルが4635台(前年比139.3%)、ハリアー2528台(同61.7%)と大きな差がついている。

 今回の特別仕様車は、こんな状況をテコ入れするための施策だ。ハリアー・プレミアムをベースにした特別仕様車の内装は、グレー基調とし、滑らかな風合いのウルトラスエードのシート表皮と合成皮革を組み合わせた専用シート、インストルメントパネル、ドアトリムなどに専用内装色ウォームグレーを採用した。また、随所にライトグレーのステッチを施す。また、ピアノブラック調の本革巻き3本スポークステアリング、ブルーの輝きを持たせたヘアライン調加飾のシフトパネルを採用し、スタイリッシュな仕様とした。

 さらに、運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート&マイコンプリセットドライビングポジションシステムや快適温熱シート(運転席&助手席)など、魅力的な機能を特別装備している。

 外装装備では、ブラック塗装に切削光輝を施した専用18インチアルミホイールを特別装備し、外板色には特別設定色ブルーメタリックを含む全5色を設定した。

 パワートレーンは2リッターガソリンエンジンとハイブリッド版THS-Ⅱの2種。ハイブリッド車は、電気式4輪駆動となる。価格はガソリン車のスタイルアッシュが323万7055円から343万1455円。ハイブリッド版が413万2473円。プレミアム アドバンスパッケージ スタイルアッシュのガソリン車が379万7673円から399万2073円、ハイブリッド版が469万2109円となる。(編集担当:吉田恒)