三菱ガス化学、1Q営業利益2.5倍 メタノール高・電子材料順調で通期予想を上方修正

2026年08月07日 18:40

今回のニュースのポイント

三菱ガス化学が7日発表した2027年3月期第1四半期連結決算(日本基準)は、売上高が前年同期比25.7%増の2,237億4百万円、営業利益が同153.5%増の278億45百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同118.1%増の183億29百万円となりました。中東情勢の緊迫化に伴うメタノール市況の上昇に加え、AIやデータセンター向けを中心とした電子材料の販売拡大が利益を大幅に押し上げました。好調な進捗を踏まえ、同社は通期の連結業績予想を上方修正しました。なお、年間配当予想(1株あたり110円)は従来の計画を据え置きました。

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 三菱ガス化学が7日発表した2027年3月期第1四半期連結決算(日本基準)は、売上高が前年同期比25.7%増の2,237億4百万円、営業利益が同153.5%増の278億45百万円、経常利益が同111.0%増の291億87百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同118.1%増の183億29百万円となりました。市況の上昇や電子材料などの需要増加が寄与し、すべての利益項目で大幅な増益を達成しました。

 セグメント別の動向を見ると、グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門は営業利益が前年同期比約6倍(503.5%増)の119億円と急拡大しました。中東情勢の緊迫化に伴うメタノールの市況上昇や在庫受払差の影響などが収益に大きく寄与しました。機能化学品事業部門も、半導体パッケージ用BT材料やAIサーバー向け基板材料といった電子材料の好調な販売に支えられ、営業利益が同77.6%増の171億円と力強く伸びました。

 第1四半期の好調な実績を踏まえ、同社は2027年3月期通期の連結業績予想を引き上げました。売上高8,600億円、営業利益710億円、経常利益790億円、親会社株主に帰属する当期純利益550億円へとそれぞれ上方修正しています。年間配当予想については、中間55円、期末55円の年間110円とする従来方針を据え置いています。

 市況上昇の波をとらえたメタノール事業と、AI・半導体需要を取り込んだ電子材料事業が業績を牽引し、第1四半期から高い収益力を示しました。通期業績予想の上方修正を発表した一方、今後は原燃料価格や地政学リスクの動向、半導体関連の需要推移が引き続き注視されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)