デビュー20周年を迎えたアウディTTの新型デリバリー開始。999台の限定車も

2018年12月09日 12:48

„TT 20 years“

新型Audi TTシリーズの受注を、欧州で12月4日より開始し、同時に20周年記念限定車を発売する

 アウディは、アップデートしたアウディのコンパクトスポーツ「Audi TT」シリーズの受注を、欧州で12月4日より開始した。

 初代TTがデビューして20周年を迎えた今年、アウディのコンパクトスポーツカーは、より緊張感のあるエクステリアデザイン、よりパワフルなエンジン、そして幅広く適切な標準装備品により、魅力的なモデルへと進化した。

 また、Audi TT デビュー20周年を記念して限定仕様の「TT 20 years」リミテッドエディションを発表した。「TT 20 years」の生産台数は、限定999台。この記念モデルは、初代TTがデビューした1998年を想起させる数々の専用装備を特徴とする。ディテールは、1995年の東京モーターショーで初公開された「Audi TTSロードスター」コンセプトスタディからヒントを得た。

 シート、ドアパネル、センターコンソールには、モカシンブラウンのファイン・ナッパレザーが採用。一方で、レザーの装飾ストリップやパヌーカ・コントラストステッチは、当時東京モーターショーに展示されたコンセプトモデルのインテリアを現代的に解釈した装備だ。シリアルナンバーが刻印されたバッジに加え、ステアリングホイールとシフトレバーノブには「TT 20 years」エンブレムが装着され、インテリアにアクセントを加えている。

 Audi TTは、20年間にわたってドライビングプレジャーを徹底的に追求してきました。今回のアップデートでは、第3世代のスポーティなキャラクターにさらに磨きをかけた。アウディはこの新型TTのために2種類の直噴ガソリンエンジンを用意した。

 新型Audi TTのエクステリアデザインは、これまで以上に先進的でシャープになっている。シングルフレームグリルはこれまで以上に立体的な造形となり、両サイドに設置されたエアインテークが、路面に低く構えた印象を与えている。リヤを見ると、水平なラインがこのコンパクトスポーツカーの幅広さを強調。オプションとして、LEDヘッドライトまたはダイナミックターンシグナルを備えたマトリクスLEDヘッドライトが用意されています。

 光沢メタルグレイの19インチアルミホイール、マトリクスOLEDリヤランプ、サイドシルに設置された艶消しフォーリングスが、エクステリアのハイライトだ。

 オプションのSライン エクステリアパッケージを選択すると、フロント、サイドシル、リヤに、印象的な専用コンポーネントが装着され、Audi TTのスポーティなキャラクターを強調する。さらに、Sライン・スポーツパッケージを注文すると、Sスポーツシートが装備され、同時に車高も10mmローダウンとなる。ボディカラーには、コスモスブルー、パルスオレンジ、ターボブルー(Sライン)の3つの新色が追加された。

 新型Audi TTには、ベースバージョンにも、アウディドライブセレクトが標準装備されている。ドライバーは、マルチファンクションステアリングホイールを使用して、すべてのインフォテインメントとボイスコントロール機能を操作することができる。ディスプレイは、2種類の異なるビューを選択可能なアウディバーチャルコックピットに表示。さらに、全バージョンともに、スマートフォンをはじめとするモバイル機器を、照明付きUSBポートおよびBluetooth経由でクルマと接続することが可能だ。

 新型Audi TTの日本への導入時期や仕様、価格などは未定だ。(編集担当:吉田恒)