トヨタ、人気5ナンバーミニバン3兄弟、安全運転支援装置を強化したマイチェン実施

2019年01月09日 06:25

Toyota Noah

マイナーチェンジで、昼間の歩行者をも検知対象としたプリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)を採用、アクセルとブレーキのペダル踏み間違い時における衝突被害軽減する安全機能インテリジェントクリアランスソナーを標準装備となった人気ミニバン3兄弟。写真は「特別仕様車ノアSi“W×B Ⅱ”ハイブリッド」、338.04万円

 トヨタは同社5ナンバーサイズの人気ミニバン、ヴォクシー、ノア、エスクァイア3兄弟をマイナーチェンジした。同時に、3車にそれぞれ特別仕様車である、ヴォクシーZS“煌(きらめき)Ⅱ”、ノアSi“W×B(ダブルバイビー)Ⅱ”、エスクァイアGi“Premium Package・Black-Tailored”を設定し、1月7日に発売した。

 今回の改良では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」において、昼間の歩行者をも検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)を採用した。また、駐車場などでのアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時における衝突被害軽減に寄与する先進の安全機能インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]を新たに設定したことがニュースだ。

 なお、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]装着車は、「セーフティ・サポートカーS」の「ワイド」に相当する。

 特別仕様車ヴォクシーZS“煌 Ⅱ”は「ZS」をベースに、内外装の随所にメッキやシルバー塗装を加え、ロアグリルに黒艶塗装を施すなど、より艶やかでクールな印象を際立たせた。また、外板色には、ブラックを含む全4色を設定した。

 特別仕様車ノアSi“W×B Ⅱ”は「Si」をベースに、内装に特別設定色ブラック&フロマージュに加え、ホワイトステッチを施し背面と座面にあしらったブラックとフロマージュの縦縞のグラデーションの専用シート表皮(合成皮革+ファブリック/消臭機能付)を特別装備した。さらに、“W×B”の専用エンブレムやアクセントとしてアウトサイド・インサイドドアハンドルにメッキ加飾を加えスタイリッシュな印象としている。また、外板色には、ホワイトパールクリスタルシャインやブラックなどの全4色を設定した。

 エスクァイアの特別仕様車 Gi“Premium Package・Black-Tailored”は「Gi」をベースに、ボンネットフードモール、バックドアガーニッシュなど、外装の随所に黒を基調としたスモークメッキを採用した。外板色はブラックを含む全4色を設定し。内装には、センタークラスターパネルやフロントドアスイッチベースに、ブラックレーザーライン加飾とし、シート表皮にブラック色のブランノーブを採用するなど上質な室内空間となった。

 さらに、それぞれの特別仕様車には、リヤオートエアコンを採用したほか、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドア(デュアルイージークローザー、挟み込み防止機能付)、6スピーカーなどを特別装備した仕様としている。

 特別仕様車の価格は、ノアとヴォクシーのガソリン車が285.66万円~288.684万円、ハイブリッドバージョンが338.04万円。エスクァイアのガソリン車が306.288万円、ハイブリッドバージョンが339.768万円。ハイブリッド車はFF仕様のみ、ガソリン仕様の4WD車は、20万円ほどのエクストラチャージが必要だ。(編集担当:吉田恒)