メルセデス「AMG CLA 45」、4ドアクーペとシューティングブレーク、日本導入

2019年11月14日 06:35

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メルセデス・ベンツ日本が日本導入を図った「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+」、車両価格は856.0万円

 メルセデス・ベンツ日本は「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+」と「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+ シューティングブレーク」の注文受付を開始した。

 両モデルは、搭載するパワフルな2リッター4気筒ターボエンジンは、最高出力421ps、最大トルク500Nmを発生。シャシーやサスペンション、四輪駆動システムやESPの制御なども全て最新の技術が投入され、AMG「ドライビングパフォーマンス」を体現したモデルだ。

 その新設計エンジンの「M139」・2.0リッター4気筒エンジンは自然吸気エンジンに近い特性を実現しエモーショナルな加速感を味わえる。また、レブリミットは7200rpmと、ピュアスポーツカーに匹敵する性能を備えた。シリンダーブロックはクローズドデッキ構造として最大160barの燃焼圧を可能にした。ターボチャージャーのコンプレッサーとタービンのシャフトには、AMG GTの4ドアクーペの63Sと同じ、ローラーベアリングを採用した。なお、エンジンはメルセデスAMG本社があるドイツ・アファルターバッハで“One man – one engine”という哲学のもと、厳格な品質基準に従って、ひとりのマイスターが1基のエンジンを 最初から最後まで手作業で組み上げるという生産方式を採用している。

 駆動方式はパフォーマンス志向のトルク可変配分四輪駆動AMG 4MATIC+。トルクの前後配分は、状況に応じて連続可変制御し、前後100:0から50:50までの範囲で変化する。前後だけでなく左後輪と右後輪の間でも状況に応じたトルク配分を行ない、劣悪な路面状況下やサーキットにおける限界でのコーナーリングなどにおいても一貫して最適なトラクションが得られる。

 サスペンションはすべてのコンポーネントを徹底的に見直し、許容される最大横加速度を高め、限界域における車両のコントロールも容易なものとしている。フロントサスペンションはマクファーソンストラット式が採用され、リアは 4リンク式で構成されている。

 強化ブレーキシステムは耐フェード性に優れるとともに、制動距離も短縮。サイズは、フロントには6ピストン固定キャリパーと360×36mmディスク、リアには 1ピストンフローティングキャリパーと330×22mmディスクを装備した。ディスクはドリルドベンチレーテッドタイプとなっており、熱の発散を高めることで過酷な使用条件のもとでもフェードを予防する。なお、レッドペイント仕上げのブレーキキャリパーにはブラックのAMGロゴが入る。

 「AMG DYNAMIC SELECT」には「スリッパリー(滑りやすい路面)」「コンフォート」「スポーツ」「スポーツプラス」「レース」「インディビジュアル」の6つのモードが備わる。これを切り替えることで、クルマを快適性重視のモードからレーシングカーのような特性まで、ドライバーが求める最適な制御に変化させることができる。

 価格は「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+」が856.0万円、「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+シューティングブレーク」が866.0万円だ。(編集担当:吉田恒)