今年のGWは大渋滞の予想? トイレ問題は「早め早め」に解決

2023年04月29日 09:41

画・求められる事故防止策 悲惨な出来事は回避できるか

3月29日に高速道路各社から発表されたゴールデン・ウイーク期間中の渋滞予測によると、帰省ラッシュは5月3日(水)と4日(木)、Uターンラッシュは5月4日(木)から5日(金)と見られている

 長かったコロナ禍もようやく終息が見えてきた。5月8日からは感染法上の位置づけが5類感染症に変更される予定とあり、それに先立つゴールデン・ウイークも大勢の人出が予想されている。

 3月29日に高速道路各社から発表されたゴールデン・ウイーク期間中の渋滞予測によると、帰省ラッシュは5月3日(水)と4日(木)、Uターンラッシュは5月4日(木)から5日(金)と見られている。もしもこの日に車で移動する予定をしているのなら、相当の渋滞を覚悟する必要がありそうだ。とくに今年のゴールデン・ウイークは、これまでの行動制限の反動もあって、コロナ禍以前、もしかするとそれ以上の交通量に戻る可能性も指摘されており、渋滞回避策や迂回ルートや裏道ルートを綿密に考えたとしても、完璧に避けることは難しいかもしれない。

 そこで心配になるのが「トイレ問題」だ。高速道路で渋滞に巻き込まれてしまうと、すぐにはトイレに行けなくなる。SAやPAで事前に済ませておこうと思っても、トイレに行列ができていることも少なくない。最悪の場合に備えて、携帯用トイレは車内に常備しておきたいものだ。

 また、帰省などの場合、子どもだけでなく、お年寄りを車に乗せる機会も多くなる。お年寄りの場合はとくに、トイレに行く回数が多くなりがちで、不安を感じている人も多いのではないだろうか。

 トイレが近い、尿の勢いが弱い、残尿感がある、夜間にトイレに起きるなどの症状は、決して珍しいことではない。これは下部尿路症状といわれるもので、加齢とともに悩みが増え、60歳以降になると男女ともに60%以上の人が何らかの自覚症状を持っているともいわれているのだ。下部尿路症状の主訴となる頻尿は、ストレスや感染症などの複数の原因から引き起こされ。膀胱を過敏に反応させてしまうことで起こると考えられている。

 加齢によるものなら仕方がないと諦めてしないそうになるが、実は近年、この下部尿路症状の改善に効果的な方法が見つかりつつあるという。

 その方法とは、プロポリスの飲用だ。プロポリスとはミツバチが巣の中の細菌の繁殖を抑えたり、巣を清潔に保ったりするためにつくる、植物の新芽や樹液、樹脂に花粉やミツロウを混ぜたもので、天然の抗菌物質として昔から知られている。産地によって含まれる成分が異なるが、とくにブラジル産のグリーンプロポリスの主要成分であるアルテピリンCには、膀胱の機能不全の要因となる酸化ストレスを抑える働きがあることが報告されているのだ。これまでの研究でも、ブラジル産グリーンプロポリスとペポカボチャ、クランベリーを組み合わせたサプリメントを飲用することで、頻尿が改善する可能性が報告されていたが、この度行われた山田養蜂場の研究によると、プロポリス単独でも、排尿に関わる筋肉の過剰な収縮を抑えること、酸化ストレスによる組織のダメージを抑えて頻尿を改善する可能性が示されたという。自然のものなので、今回のゴールデン・ウイークに間に合うような即効的な効果は期待できないかもしれないが、これから先の長い人生に不安を残さないためにも、少しでも早めに飲用してみてはいかがだろうか。

 いずれにしても、ただでさえイライラが募る渋滞時にトイレ問題が勃発したらトラブルの元。楽しいゴールデン・ウイークが台無しになってしまわないよう、早めの早めに余裕のあるトイレ休憩をとって、安全運転を心がけてほしい。(編集担当:藤原伊織)