岸田文雄総理は10日開いた経済財政諮問会議で「長年続いてきたコストカット型経済から活発な設備投資や賃上げ、人への投資による経済好循環が実現する熱量を感じられる新たなステージへの歴史的転換の好機を逃さず、経済対策でスタートダッシュを図っていく」と強調した
岸田文雄総理は10日開いた経済財政諮問会議で「長年続いてきたコストカット型経済から活発な設備投資や賃上げ、人への投資による経済好循環が実現する熱量を感じられる新たなステージへの歴史的転換の好機を逃さず、経済対策でスタートダッシュを図っていく」と強調した。
岸田総理は新藤義孝経済再生・財政政策・新しい資本主義担当大臣に対し「予算・税制・規制・制度改革などあらゆる政策手段を総動員し、施策間のシナジー効果が発揮されるよう、経済社会を大きく変革する新技術や飛躍的な成長が期待される分野などのフロンティアの開拓、人手不足解消や革新的サービスの提供につながる規制改革やデジタル技術等の実装の促進、各省庁が所管実施する財政措置や制度の有機的な連携、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を前提とした簡素迅速な施策の実施といった点を重視し、対策の取りまとめをするよう」指示した。
岸田総理は「今後の諮問会議の議論でエビデンスベースでの議論の加速とともに歳出改革のみならず、制度改革等を含めて経済財政の両面から課題を提示し、政策横断的に関係会議とも連携して具体化を進めるよう」求めた。また「基金の執行見込みを含め、予算のDX化を推進するよう」指示した。(編集担当:森高龍二)