今回のニュースのポイント
ジェイテクトが発表した2027年3月期第1四半期決算は、売上収益が4,919億円と前年同期比8.2%増、営業利益は228億円と68.6%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は138億円と112.5%増となった。日本や北米、アジアで自動車関連の販売が伸びたことに加え、円安や原価改善が利益を押し上げた。一方、工作機械や産機・軸受では利益面に課題も残り、通期業績予想は据え置いた。
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株式会社ジェイテクトが7月31日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)の連結決算(IFRS会計基準)は、売上収益が前年同期比8.2%増の4,919億73百万円、営業利益が同68.6%増の228億11百万円となりました。最終利益にあたる親会社の所有者に帰属する四半期利益は同112.5%増の138億33百万円に達し、大幅な増益でスタートしました。本業の儲けを示す事業利益も227億46百万円(同62.1%増)と大きく伸びています。
業績を強力に牽引したのは主力の自動車事業です。中国市場での販売減少が続いたものの、日本や北米、アジアでの販売拡大に加え、円安の追い風や着実な原価改善効果が奏功しました。これにより、自動車セグメントの事業利益は157億62百万円(前年同期比158.1%増)と約2.6倍に急拡大し、収益性が大幅に改善しました。
一方で、産業機械関連のセグメントには課題も残りました。「産機・軸受」事業は欧州事業譲渡の影響を円安などが補い増収となったものの、米国における関税の影響などが響き事業利益は36億78百万円(同11.1%減)にとどまりました。「工作機械」事業も北米での増販により売上は伸びたものの、費用増加が圧迫し事業利益は32億99百万円(同15.0%減)と振るわず、好調な自動車分野との明暗が分かれました。
2027年3月期の通期連結業績予想について、同社は従来計画を据え置きました。通期の売上収益は前期比12.3%増の1兆8,800億円、営業利益は同201.8%増の750億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同317.6%増の500億円を見込んでいます。第1四半期は大幅増益となったものの、為替動向や米国の通商政策など先行きへの不透明感から慎重な姿勢を維持しています。
今後は、北米を中心とする自動車需要の推移や原価改善の持続性に加え、米国の関税政策の影響、ならびに工作機械事業の収益回復足取りが注視されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













