今回のニュースのポイント
マツダが発表した2027年3月期第1四半期決算は、売上高が1兆2,857億円と前年同期比16.9%増加し、営業利益は328億円と前年同期の461億円の赤字から黒字へ転換しました。北米や欧州で販売が伸びたことに加え、為替効果や販売構成の改善が利益を押し上げました。通期業績予想と配当予想は据え置いています。
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マツダが4日発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比16.9%増の1兆2,857億円、営業利益が328億円の黒字(前年同期は461億円の赤字)となり、前年同期の苦戦から一転して黒字に回復しました。経常利益は428億円の黒字(同343億円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は296億円の黒字(同421億円の赤字)となるなど、前年同期から業績が大きく改善しました。
業績改善を牽引したのが、主要市場である北米や欧州での販売伸長です。グローバル販売台数は前年同期比1.2%増の30万4,000台となりました。地域別では、欧州が同11.6%増の4万3,000台、北米が同4.8%増の15万4,000台と伸び、なかでも主力の米国市場が同7.4%増の10万7,000台と堅調に推移しました。単なる販売台数の増加にとどまらず、高価格帯の大型商品を中心とした車種構成の改善も収益拡大に寄与しました。
営業利益が前年同期から789億円改善した内訳をみると、台数・車種構成の良化がプラス434億円、円安に伴う為替効果がプラス413億円、コスト改善がプラス157億円と、それぞれ利益を大きく押し上げました。一方で、原材料価格や物流費の高騰によるマイナス240億円、将来に向けた成長投資によるマイナス98億円などの利益圧迫要因があったものの、販売増や円安効果でこれらのコスト増を吸収しました。
2027年3月期の通期連結業績予想については、従来の見通しを据え置いています。通期の売上高は5兆5,000億円(前期比11.8%増)、営業利益は1,500億円(同190.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は900億円(同156.5%増)を見込んでいます。1株当たりの年間配当予想についても55円(中間25円、期末30円)の従来方針を変更していません。
前年同期の赤字から黒字転換を果たした今回の決算は、第1四半期として順調な足取りを示しました。ただし、利益改善の背景には為替の追い風や販売構成改善の寄与も大きく、会社側は先行きに対して慎重な姿勢を崩していません。今後は需要の堅調な北米市場での販売動向に加え、原材料・物流コストの推移や為替環境が通期業績の達成に向けたカギとなりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













