今回のニュースのポイント
ソフトバンクが発表した2027年3月期第1四半期決算は、売上高が1兆8,147億円と前年同期比9.4%増加し、第1四半期として過去最高となりました。営業利益は3,022億円と4.0%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,500億円と3.3%増加しました。コンシューマ、法人向け、メディア・ECなど全報告セグメントが増収となり、AIインフラやAIサービスを軸とした成長戦略も進めています。通期業績予想と配当予想は据え置きました。
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ソフトバンクが4日発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)の連結決算(IFRS)は、売上高が前年同期比9.4%増の1兆8,147億円、営業利益が同4.0%増の3,022億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同3.3%増の1,500億円となり、着実な増収増益を達成しました。売上高は第1四半期としての過去最高を更新し、堅実な成長軌道を示しました。
業績を支えたのは、主力の通信事業をはじめとする全セグメントでの増収です。個人向けのコンシューマ事業は新料金プランの浸透や物販の伸びにより売上高7,497億円(前年同期比4.4%増)を確保しました。法人向けのエンタープライズ事業もデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込み同11.4%増と2桁成長を記録したほか、ディストリビューション事業やメディア・EC事業、PayPayなどを擁するファイナンス事業も揃って増収となり、事業全体のバランスの良い収益力が発揮されました。
同社は長期ビジョンである「デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供する企業」に向け、AIを軸とした成長戦略を積極的に推進しています。中期経営計画「Activate AI for Society」の下、AI普及に伴うデータ処理需要や電力需要の拡大に対応するため、AIデータセンターやAI計算基盤への投資を加速させています。さらに、AIデータセンターやAI計算基盤など、通信事業を超えた次世代インフラ整備を着実に行っています。
2027年3月期の通期連結業績予想については、従来の計画を据え置いています。通期の売上高は7兆5,000億円(前期比6.6%増)、営業利益は1兆1,000億円(同5.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は5,600億円(同1.7%増)を見込んでいます。1株当たりの年間配当予想についても8円80銭(中間4円40銭、期末4円40銭)の従来方針を変更していません。
第1四半期に全事業での増収を果たし過去最高売上を更新した今回の決算は、同社の堅固なビジネスモデルを改めて印象付けました。安定した通信事業のキャッシュフローを基盤としながら、AIデータセンターをはじめとする先端領域への投資が今後どのような収益化の実を結ぶか、中期経営計画の進捗状況が注視されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













