静岡ガス、中間営業利益10%減 ガス販売単価下落響くも配当は増額

2026年08月05日 17:43

今回のニュースのポイント

静岡ガスが5日に発表した2026年12月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が前年同期比0.5%減の1,030億6,600万円、営業利益が同10.4%減の88億2,800万円となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は同2.9%減の65億4,000万円となりました。原料費調整制度によるガス販売単価の下落が営業利益を押し下げた一方、為替影響による匿名組合投資利益の計上などで経常利益は増益となりました。通期業績予想は据え置いたものの、株主還元姿勢を強めて年間配当予想を従来の43円から45円へ増額しました。

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 静岡ガスが5日に発表した2026年12月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が前年同期比0.5%減の1,030億6,600万円、営業利益が同10.4%減の88億2,800万円となりました。経常利益は同6.2%増の98億9,500万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同2.9%減の65億4,000万円を計上しました。ガス販売単価の下落などで営業減益および最終減益となったものの、営業外収益の改善により経常利益は前年同期を上回りました。

 損益面では、前期期中に実施した子会社化や米国事業の開始などが増収要因となったものの、原料費調整制度に基づくガス販売単価の下方調整が響き、全体では微減収・営業減益となりました。一方、営業外損益で為替影響に伴う匿名組合投資利益(5億7,300万円)を計上したことなどが寄与し、経常利益は増益を確保しました。なお、ガス販売量は全体で8億500万立方メートル(前年同期比0.9%増)となり、家庭用・業務用が前年同期を下回ったものの、需要が堅調な工業用や卸供給が伸びて全体を支えました。

 2026年6月末時点の財務状況は、総資産が前期末比9億4,200万円減の1,949億3,000万円となりました。原料代金の決済タイミングによる現金及び預金の減少などがあったものの、中間純利益の計上などで純資産は同87億4,700万円増の1,474億5,000万円へ拡大しました。自己資本比率は72.5%となり、前期末の67.0%から5.5ポイント上昇し、良好な財務基盤を維持しています。

 2026年12月期の通期連結業績予想について同社は従来見通しを据え置きました。売上高2,011億3,000万円(前期比0.0%増)、営業利益96億2,000万円(同31.6%減)、経常利益104億2,000万円(同29.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益91億1,000万円(同19.3%減)を見込んでいます。一方で配当予想については引き上げを実施し、中間配当を22円(前年同期は20.5円)とするとともに、期末配当予想を23円とし、年間配当予想を従来予想の43円から45円へと2円増額しました。

 今回の決算では、販売単価の下落が営業損益の重しとなったものの、投資利益などの下支えにより経常利益は堅調さを保ちました。通期計画を据え置く中で増配を発表するなど株主還元の強化姿勢を示しており、今後は国内のガス需要やエネルギー価格の動向に加え、海外LNG事業をはじめとする成長投資の収益化が持続的成長に向けた焦点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)