古河電工、第1四半期営業益3倍超 データセンター需要追い風に通期予想を上方修正

2026年08月06日 16:46

今回のニュースのポイント

古河電気工業が6日発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)連結決算は、AIの普及に伴うデータセンター向け需要の急拡大を背景に、光ソリューション事業や情報コンポーネント事業が大きく伸長し、大幅な増収増益となりました。営業利益は前年同期比205.4%増(約3.1倍)の254億5,700万円に達しました。あわせて、データセンター向け好調や持分法投資利益の増加を踏まえ、第2四半期累計および通期の連結業績予想を上方修正しました。

本文
 古河電気工業が6日発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比24.3%増の3,652億2,100万円、営業利益が同205.4%増の254億5,700万円、経常利益が同304.0%増の309億5,300万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同335.0%増の222億2,900万円となりました。

 業績拡大を牽引したのは、生成AIの普及に伴う世界的なデータセンター投資の活発化です。データセンター関連製品の需要拡大を捉えた光ソリューション事業が大幅な増収により営業損益が前年同期の赤字から黒字に大きく転換(営業利益91億5,900万円)したほか、情報コンポーネント事業も売上増に伴い営業利益が73億9,600万円(前年同期比105.2%増)へと倍増しました。また、自動車電装システム事業(営業利益63億8,000万円、同20.9%増)やエネルギーインフラ事業(営業利益30億300万円、同220.7%増)も堅調な需要を背景に増益に貢献しました。

 足元の好調な進捗や下期におけるデータセンター関連製品の堅調な販売見通し、持分法投資利益の増加などを織り込み、同社は2027年3月期第2四半期累計および通期の連結業績予想を上方修正しました。通期計画は、売上高を従来予想から引き上げて1兆5,300億円(前期比17.0%増)、営業利益を1,230億円(同92.6%増)、経常利益を1,430億円(同88.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益を1,050億円(同44.8%増)にそれぞれ引き上げました。なお、年間配当予想(株式分割後で換算)は据え置いています。

 今後はAI向けデータセンター投資の持続性に加え、持分法投資利益の動向や為替・原材料価格の影響などが通期業績の達成に向けた注視点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)