今回のニュースのポイント
T&Dホールディングスが7日発表した2027年3月期第1四半期(4~6月)連結決算は、資産運用収益の拡大が利益を牽引し、経常収益が前年同期比1.4%増の9,043億4,100万円、経常利益が同29.9%増の762億6,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.3%増の422億9,600万円と堅調な増収増益を確保しました。保険料等収入は前年同期を下回ったものの、有価証券売却益や為替差益などの資産運用収益の伸びが全体の利益を押し上げました。2027年3月期通期の業績予想(当期純利益1,350億円)および年間配当予想(164円)に変更はありません。保険セクターの決算発表が本格化するなか、比較材料としても注目されます。
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T&Dホールディングスが7日発表した2027年3月期第1四半期(4~6月)連結決算は、経常収益が前年同期比1.4%増の9,043億4,100万円、経常利益が同29.9%増の762億6,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.3%増の422億9,600万円となり、増収増益で着地しました。四半期包括利益についても同41.7%増の969億300万円へと大きく拡大しました。
本業の収益動向を見ると、主力の保険料等収入は6,465億7,900万円と前年同期比9.9%減少しました。一方でこれを補ったのが大幅に増加した資産運用収益で、前年同期比52.7%増の2,304億9,600万円に達しました。利息及び配当金等収入が1,003億2,100万円(前年同期は969億500万円)と堅調に推移したことに加え、有価証券売却益が710億6,700万円(同399億3,700万円)へ増加したことや、123億7,700万円の為替差益(同は為替差損11億2,800万円)を計上したことが利益押し上げに寄与しました。
傘下の主要生保3社の業績動向を見ても、いずれも増益を確保してグループ全体の底上げに貢献しました。太陽生命保険は経常利益が前年同期比17.1%増の252億円、大同生命保険は同25.7%増の473億円、T&Dフィナンシャル生命保険は同116.2%増の39億円となり、全社で順調な進捗を示しました。
財務面では、当第1四半期末時点の連結総資産が前連結会計年度末比0.7%増の17兆4,481億円となりました。有価証券評価差額金の増加などを反映し、純資産合計は同3.5%増の1兆6,742億円となり、自己資本比率は前会計年度末の9.3%から9.6%へ向上しています。
2027年3月期通期の連結業績予想につきましては従来計画をそのまま据え置いています。通期の経常収益は前期比13.8%減の3兆円、経常利益は同8.6%減の2,350億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.9%減の1,350億円を見込んでいます。年間配当予想についても、中間82円、期末82円の合計164円(前期実績は130円)で変更はありません。
第1四半期決算としては、保険料等収入の減少を資産運用収益の増加が補う構図となりました。保険セクター各社の決算内容を比較する上でも参考となる内容です。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













