かんぽ生命、第1四半期は経常増益 資産運用収益伸長も純利益は横ばい

2026年08月07日 17:04

今回のニュースのポイント

かんぽ生命保険が7日発表した2027年3月期第1四半期連結決算(日本基準)は、経常収益が前年同期比4.9%減の1兆3,643億円、経常利益が同2.8%増の692億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.5%減の341億円となりました。金銭の信託運用益や有価証券売却益の増加などにより資産運用収益が大きく伸びて経常利益を押し上げた一方、保有契約の減少などが影響し四半期純利益は前年同期並みの水準となりました。2027年3月期通期の業績予想および年間配当予想(1株あたり50円)は従来の計画を据え置きました。

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 かんぽ生命保険が7日発表した2027年3月期第1四半期連結決算(日本基準)は、経常収益が前年同期比4.9%減の1兆3,643億円、経常利益が同2.8%増の692億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.5%減の341億円となりました。経常収益は減少したものの、資産運用収益の伸びが寄与して経常増益を確保し、最終利益はほぼ横ばいで着地しました。

 収益の内訳を見ると、本業の保険料等収入は前年同期比0.7%減の5,725億円となったものの、資産運用収益が同44.1%増の4,192億円へと大幅に拡大しました。金銭の信託運用益や有価証券売却益、為替差益などの計上が運用収益の伸長を牽引し、経常利益の下支えとなりました。一方で、資産運用費用の増加や保有契約の減少などが響き、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期をやや下回る推移となりました。

 同社は2027年3月期通期の連結業績予想を変更していません。経常収益5兆1,300億円、経常利益2,500億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,410億円とする従来の見通しを維持しました。また、株式分割(2026年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合)を反映した年間配当予想についても、1株あたり50円(中間25円、期末25円)とする計画を据え置いています。

 第1四半期は資産運用収益の拡大が利益面を支える構図となりましたが、会社は通期業績予想および年間配当予想を据え置きました。今後は金融市場環境の推移や資産運用成果の動向に加え、保有契約の状況が年間計画達成に向けた注目点となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)