GMOインターネットグループ、中間期営業利益17%増 インフラ・金融が最高業績

2026年08月14日 16:41

今回のニュースのポイント

GMOインターネットグループが14日発表した2026年12月期中間連結決算(IFRS)は、売上収益が前年同期比11.2%増の1586億5400万円、事業利益が同17.0%増の349億8400万円、営業利益が同17.1%増の342億円、親会社の所有者に帰属する中間利益が同12.4%増の116億8500万円となりました。増収および2桁の営業増益を達成しています。 主力のインターネットインフラ事業とインターネット金融事業がともに中間期累計として過去最高業績を更新し、全体の業績を押し上げました。一方で暗号資産事業は市場低迷を受け大幅な減収減益となりました。2026年12月期の通期業績予想は非開示としています。

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 GMOインターネットグループが14日に発表した2026年12月期中間(2026年1~6月)連結決算(IFRS)は、売上収益が前年同期比11.2%増の1586億5400万円、営業利益が同17.1%増の342億円、税引前利益が同23.6%増の339億3100万円、中間利益が同29.6%増の236億500万円、親会社の所有者に帰属する中間利益が同12.4%増の116億8500万円となりました。同社が経営管理指標として重視する事業利益(営業利益から減損損失など一時的・偶発的項目を除外した指標)も同17.0%増の349億8400万円となり、売上収益、事業利益ともに前年同期を上回りました。

 今回の中間決算で最大の牽引役となったのが、主力の「インターネットインフラ事業」です。同事業の中間期累計実績は、売上収益が前年同期比12.9%増の965億7200万円、事業利益が同25.1%増の251億4700万円となり、中間期としての最高業績を更新しました。対面キャッシュレス決済『stera』端末などの普及に伴い決済処理件数・金額が増加した「決済事業」が好調に推移したほか、「クラウド・レンタルサーバー(ホスティング)事業」や「ドメイン事業」も伸ばしました。第2四半期(4~6月)単独でも、決済事業の売上収益が前年同期比16.9%増の233億7200万円、クラウド・レンタルサーバー事業が同26.2%増の70億4700万円となり、GPUホスティングサービス『GMO GPUクラウド』などの法人向け商材が寄与しています。

 もう一つの主力である「インターネット金融事業」も業績拡大に貢献しました。同事業の中間期累計実績は、売上収益が前年同期比19.7%増の261億9000万円、事業利益が同28.8%増の110億3500万円となり、インフラ事業とともに中間期としての最高業績を更新しました。前年同期に活況だった店頭FX取引は低調に推移したものの、金や原油などの商品市場の活況や株価指数の動きを背景にCFD取引が拡大し、セグメント全体の利益を押し上げました。

 一方で、事業ごとの明暗も表れています。「暗号資産事業」は市場全体の低調な推移を受けて取引高が伸び悩み、中間期累計の売上収益が前年同期比41.7%減の24億1700万円、事業利益が同99.2%減の1000万円と大幅な減収減益となりました。第2四半期(4~6月)単独では2億円の事業損失(前年同期は1億8800万円の事業利益)を計上しています。「インターネットセキュリティ事業」も、脆弱性診断などのサイバーセキュリティは伸びたものの、暗号セキュリティにおける一部大口顧客の売上期ズレやプロモーション投資が響き、中間期累計の売上収益が同11.1%増の119億6400万円に対し、事業利益は同60.2%減の1億8900万円にとどまりました。

 中間期累計では営業利益17.1%増と堅調な結果となったものの、四半期推移では直近の動きに変化がみられます。第2四半期(4~6月)単独の売上収益は前年同期比9.0%増の770億4900万円、事業利益は同2.5%増の155億9700万円、営業利益は同6.1%増の155億1500万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同11.1%増の53億3200万円となりました。インフラ事業が事業利益同25.8%増と高い伸びを維持した一方、金融事業が同9.5%減益、広告・メディア事業が同28.0%減益となったほか、セキュリティ事業と暗号資産事業が赤字となり、中間期累計と比べ、第2四半期単独では事業利益や営業利益の増益率が縮小しました。

 2026年12月期の通期連結業績予想について、同社は数値を非開示としています。インターネット金融、暗号資産、インキュベーションの各事業が金融市場や暗号資産価格などの影響を受け、合理的な予測が困難であるためです。なお、会社側は2026年12月期について、インターネットインフラ事業を中心に売上収益、営業利益ともに増収増益を計画しています。配当予想についても通期計画は未定(配当性向33%を目途)としており、第2四半期末配当を1株あたり17円80銭(第1四半期末は21円20銭)と決定しています。

 インフラ事業と金融事業が最高業績を更新する一方、暗号資産事業は大幅な減収減益となったGMOインターネットグループ。通期予想を非開示とするなか、今後は主力のインフラ事業の成長継続に加え、金融市場や暗号資産価格の動向が業績に与える影響が注視されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部)