今回のニュースのポイント
NTTPCコミュニケーションズは9月2日、NVIDIAのBlackwell世代GPU「RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition」を8基搭載した「GPUクラウド for フィジカルAI」を提供していると発表しました。サービス自体は8月1日に提供開始済みです。他社とリソースを共有しないベアメタル方式(占有型)で提供し、料金は初期費用15万円、月額利用料160万円(いずれも税別、最低利用期間3カ月)としています。半導体不足によるGPUの調達長期化や価格高騰を背景に、購入・構築以外の利用選択肢を提示します。
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株式会社NTTPCコミュニケーションズは2026年9月2日、NVIDIAのGPUを採用したベアメタル型クラウドサービス「GPUクラウド for フィジカルAI」の提供を開始していると発表しました。サービスの提供開始日は8月1日となります。
今回採用されたのは、NVIDIAのBlackwell世代GPUである「RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition」で、1契約あたり8基を搭載します。他の利用者とGPUリソースを共有しない占有型のベアメタル方式で提供することにより、他ユーザーの負荷に左右されない安定した処理性能を実現するとしています。同社によると、RTX PRO 6000 Blackwell GPUを採用したサービスとして、国内主要GPUクラウドサービス事業者で初の提供(2026年7月時点、NTTPC調査)となります。
価格設定は、初期費用が15万円、月額利用料が160万円(いずれも税別)。最低利用期間は3カ月、標準納期は10営業日と設定されています。また、利用期間に応じた長期利用割引も用意されています。
サービス投入の背景についてNTTPCは、製造業や物流分野などで現実世界を認識・行動する「フィジカルAI」やロボティクスの開発が進むなか、シミュレーションだけでなくLLM(大規模言語モデル)やVLM(ビジュアル言語モデル)の学習・推論を含めた高度な計算基盤の需要が高まっていると説明しています。一方で、半導体不足の影響によるGPUシステムの調達期間の長期化や高価格化が課題となっており、自社でGPU機器を調達・環境構築する場合の導入リードタイムに対し、必要なタイミングで迅速に利用できるクラウド環境を提供します。
用途としては、NVIDIA Omniverseやロボティクスシミュレーション環境であるNVIDIA Isaac Simに対応し、デジタルツインの構築や合成データの生成、ロボットのシミュレーション、AIモデルの学習・推論などを想定しています。さらに、ロボット向け基盤モデル「NVIDIA Isaac GR00T」やAIエージェント向け推論環境「NVIDIA NIM」などの実行基盤としても活用可能です。
NTTPCは本サービスを起点に、シミュレーションからAIの学習・推論、ロボット運用まで、一連のワークロードに対応するフィジカルAI向けサービス群を拡充する方針です。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













