2013年4月、101,800円という信じがたい低価格で、1080HDのデジタルシネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera」を発売し、市場を騒然とさせたブラックマジックデザイン。業界最注目の企業のひとつである、そのブラックマジックデザイン社が今月、4月にラスベガスで開催された世界最大級の放送業界イベント「NAB show 2013」で発表した新製品の説明会を東京と大阪の2会場で開催する。
ブラックマジックデザイン社はNAB2013で「Ultra HD」と「6G-SDI」をテーマに掲げ、今、全世界で最も注目されている映像技術「Ultra HD 4K」に対応した製品を多数発表。それらの製品はすべて、Ultra HDの信号を1本のケーブルで送信できる6G-SDI接続を採用し、話題を集めていた。
今回の説明会では、「ATEM Production Switcher 4K」や「Blackmagic Production Camera 4K」など、来るべきUltra HDのワークフローを支える製品を多数紹介する予定だという。また、オンセットグレーディング機能や編集機能が充実した「DaVinci Resolve 10」や、話題の低価格シネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera」など、NAB2013にて展示された新製品の体験もできる。
また、東京会場ではカラリストのGiles Livesey氏、大阪会場ではインターセプターの田巻源太氏によるグレーディングのデモンストレーションのほか、ユーザー・プレゼンテーションも行われる予定。
これまで話題先行でソリューションが追いついていない感もあった4Kの製作現場が、今年に入ってから、急速に整い始めてきた。ソフトもハードも充実し、いよいよ本格的に4K解像度の時代の到来か。(編集担当:藤原伊織)