日印首脳会談で両国の一層の深化を期待 菅氏

2013年05月28日 08:17

 菅義偉官房長官は27日夕の記者会見で来日中のマンモハン・シン・インド首相と安倍晋作総理との首脳会談首脳期待を記者団に聞かれ、「日本とインドの関係は極めて大事な関係」との認識を示したうえで「インドとわが国は民主主義、基本的人権、法の支配など、基本的価値について共有している南アジアの大国である」と位置付けた。

 菅官房長官はそのうえで、首脳会談では「政治・安全保障分野、インドのインフラ整備を含む経済分野、原子力協力など幅広い分野で意見交換を行い、戦略的グローバルパートナーシップの一層の拡大ができるように」と期待を寄せた。

 日印両国関係では今月4日に麻生太郎副総理がシン首相を表敬訪問した際にも安全保障や経済協力関係の深化・促進を確認しており、特に、デリー・メトロ、高速鉄道、レアアース、民生用原子力協力、学術協力についての協力関係の強化について一致をみている。(編集担当:森高龍二)