20代後半女子の47%「スマホで毎日写真撮影」

2013年10月20日 16:09

 フェイスブックなどを見ていると、個人のランチやカフェでの写真、子どもの写真などをよく目にする。タイムラインを埋め尽くすそれらの投稿に「フェイスブック疲れ」を起こすユーザーもいるようだが、スマホの普及によって、個人が撮影した写真をいつでもどこでも簡単にウェブ上にアップできるインフラが整ったのは確かである。

 スマホでの写真撮影を楽しんでいるのは、圧倒的に若い女性たちだ。ジャストシステムが全国の男女1100名を対象に調査したところ、男性全体ではスマホで写真を「ほぼ毎日撮影する」人は17.8%だったのに対し、女性は26.9%と3割近くにのぼった。特に20代前半女性の約4割、20代後半女性では5割近くが「ほぼ毎日」スマホで何らかの写真を撮影しているという結果になっている(『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2013年9月度)』)。

 撮影した写真をスマホから直接、SNSにアップする女性も多いだろう。ジャストシステムでは「フェイスブックへのアクセス状況」についても訪ねているが、「F1層」と呼ばれる20~34歳の女性に限ってみれば、フェイスブックへのアクセスは圧倒的に「スマホ経由」が多くなっている。全体的にみれば、フェイスブックへのアクセスはパソコン経由が最も多く、次いでスマートフォンの順となっていた。

 撮った写真を可愛く加工して、知人にシェアしたい。そんな女性たちに向けた、カメラアプリ市場も盛況だ。女子のためのスマホ情報サイト「スマホガール」が選んだ「優秀カメラアプリ大賞」では、撮った写真を数多くのフィルターで自分好みに加工でき、SNSなどで簡単に共有できる「Instagram」や、写真家・映画監督として人気の蜷川実花風の写真が撮れる「cameran」が選ばれた。女性たちにとって、スマホで写真を撮って自分らしくアレンジし、SNSでシェアすることは、平凡な日常をちょっとだけ楽しくする知恵なのかもしれない。(編集担当:北条かや)