東京モーターショー、LAオートショーが2013年のインターナショナルな自動車イベントを締めくくったばかり。なのに、年明けの1月13日・14日のプレス公開から開催される「デトロイト・モーターショー(NAIAS)2014」の情報が入り始めた。主催者側の発表では少なくとも18ブランドが世界初公開モデルを展示するという。
そのなかで、いち早くアウディがティーザーキャンペーンとも思えるようなスケッチと車両概要をリリースした。
アウディ本拠、ドイツ・インゴルシュタット発。「スポーティ、コンパクト、そして多用途な新しいアウディのショーカーが2014年1月の米・デトロイト・モーターショーでデビューします。地上高の高いこの2ドアモデルは、公道、サーキット走行、さらに日常走行からスポーティなレクリエーションまでをこなすクロスオーバーです」とある。
アウディデザインのフィロソフィーを内包したこのモデル。全長は4200mmと非常にコンパクトながら、SUVライクなエクステリアを持ち、アウディのポテンシャルを端的に表現する「オールロードクワトロ」コンセプトと、「シューティングブレーク」のボディ形状を融合させたものと言える。
スケッチを見るとA3からの派生モデルにも見えるが、A1の変形にも思えるデザインだ。
アウディは、「シングルフレームグリルのリブやサイドのエアインレットなどアウディe-tronモデルに共通のデザインは、アウディのデザインコンセプトに完全に融合。デュアルヘッドライトやシングルフレームグリルのハニカム構造は、アウディが2013年9月のフランクフルトモーターショーで発表した“スポーツ・クワトロ・コンセプト”で提示したデザインをさらに進化させた」と説明する。
毎回、年明け早々の派手な演出が話題となるデトロイトショー、何が登場するのか、アウディ以外にも注視したい。(編集担当:吉田恒)