【前週・今週の振り返り】大納会までの9連騰の後に379円下落した週

2014年01月11日 20:04

0205_006

売買代金は13日連続で2兆円を超え、売買高は3日連続で30億株超え商いはにぎわいを取り戻している。

 日経平均は73.47円安の15835.41円で安く始まり、猫の目のように乱高下。9時台は15900円まで戻したかと思えば15850円近辺まで下落し、プラス圏に急浮上して15935円まで行ったかと思えば15870円近辺まで下落した。10時台は10時20分に15800円を割り込んで15789円の安値をつけた後、15880円近辺まで回復。前場は15827円で引けた。後場は午後1時頃にプラス寸前まで上昇しながら15840円近辺まで押し戻され、さらに15800円を割り込んで1時46分に15784円の安値更新。2時台になってようやく落ち着いて変動はおおむね15800~15840円のレンジにおさまり、終値は94.51円安の15814.37円で続落。日中値幅は151円だったが、「荒れるSQ週の水曜日」が1日前倒しになったかのようなアップダウンの激しい相場だった。TOPIXは-8.90の1283.25。売買高は27億株、売買代金は2兆2097億円だった。

 値上がりセクターは空運、情報・通信、医薬品の3業種だけ。30業種の値下がりセクターで下落が小さいのはパルプ・紙、小売、ガラス・土石など。大きいのは保険、倉庫、食料品、海運、電気・ガス、その他金融などだった。

 7日のNYダウは105ドル高。11月の貿易収支の赤字が市場予測を超えて縮小し4年ぶりの低水準になり、一時は史上最高値まであと26ドルに迫った。7日朝方の為替レートは、ドル円は104円台後半、ユーロ円は142円台前半で、前日比でドルが少し高くなった。

 日経平均は129.31円高の15943.68円で反発スタート。午前9時21分に15906円まで下げたものの15900円は割り込まずにもみあい、上海も香港もプラスになり10時43分に16000円にタッチ。前場は15978円で終えた。ドル円レートが105円に接近し、後場開始直後には16000円台に乗せ、午後1時台には少し割り込む時間もあったものの16000円ラインの少し上で水平飛行。2時台になると機首を少し上げ、ドル円が105円にタッチした大引け直前にグンと上昇して16100円を突破。終値は307.08円高の16121.45円で高値引け。日中値幅は215円。TOPIXは+22.98の1306.23で1300台を回復し、こちらも高値引けで昨年来高値を更新した。売買高は30億株、売買代金は2兆4832億円。

 業種別騰落率では食料品1業種がマイナス。プラス業種上位はその他製造、証券、機械、金属製品、電気機器、建設など。下位は水産・農林、その他金融、鉄鋼、陸運、石油・石炭などだった。