中谷元防衛大臣は9日の記者会見で、普天間飛行場の代替施設の名護市辺野古での建設について「現時点で具体的な着手時期について確定的にお答えすることは困難という前提で、しいて申し上げるなら各種準備が整うことを前提に、可能であれば、この夏頃にも着手したい」と改めて、夏ごろからの着工をめざしたい意向を示した。
中谷防衛大臣は「(準備に向けて)粛々と作業はしてきていると思っている。地元の沖縄の防衛局がそれぞれの状況を見ながら作業をしているというふうに認識している」とした。
中谷防衛大臣は「現場で判断することなので、現場として適切に判断しながら作業を進めていっておられると思う」と沖縄防衛局判断のもと、適切に行われているとの判断を示した。
また、記者団から、沖縄県知事は実施計画を行う前には沖縄県側と協議するという手続きがあると言っているが、と問われ「その点は適切に対応してまいりたいと思います」と答えた。(編集担当:森高龍二)