3歳から運転できるプレイバイクの魅力

2015年06月20日 20:21

家族でレースを満喫できるプレイバイク

「PW50」は2015年8月20発売。本体価格12万5000円。

 3歳から運転できるバイクがあるのをご存知だろうか? それも、エンジン付きの本格的なオフロードタイプ。それが、ヤマハ発動機<7272>のキッズ向けプレイバイク「PW50」だ。3~6歳程度の幼児(体重25kg以下)を対象とした入門用モデルで、ヤマハではFUN BIKESとカテゴライズされている。3歳といったら幼稚園に入る頃の年齢だから、運転免許証は当たり前だが取ることはできず、PW50には保安部品もついていないために公道走行不可。走れるのはクローズドコースのみで、たとえば専用のオフロードコースで遊ぶことができる。

 バイクの操作は簡単で、スクーターのようにスロットルを回すだけのオートマチックユニットに、ブレーキは自転車と同じ左右レバー式を採用している。駆動方式はチェーンではなくシャフトドライブを使っているために、メンテナンス性も良い。また、シンプルな構造の空冷49cc、2ストロークエンジンなので、車輌重量はわずか39kgと軽量コンパクトだから、車への搬入も楽にできる。このPW50は、ヤマハのコンペティションモデルのYZシリーズと共通のグラフィックを使っている。そのため、YZに乗っている父親が、一緒に走りたいという思いから、子どもにPW50を買うケースもあるだろう。

 一時期、日本でも幼いころから二輪車に慣れさせようと“ファーストバイク”なるものが流行った。これは、またがって地面を足で蹴って進む、ペダルのない自転車のこと。まだ三輪車に乗っているときに、いち早く二輪車に乗せることで、楽しみながら運動感覚や平衡感覚が自然に養われるわけだ。

 これからは、エンジン付きプレイバイクPW50を、ファーストバイクとして子どもに買い与えるのもいいだろう。アメリカやオーストラリアではキャンプに行った先で、広大な荒野をバイクで駆け巡るというのはよくあることだ。実際に親が子どもにクリスマスプレゼントとして贈るバイク。PW50で遊ぶことで親子の心を通わせることができ、家族みんなで楽しい時間を過ごせ、気がついたら一流のスポーツ選手として活躍している日が来るかもしれない。(編集担当:鈴木博之)