野田前総理と安倍総理の論戦 19日の衆院予算委

2016年02月18日 20:36

政権交代直前の2012年11月14日の党首討論以来の野田佳彦前総理と安倍晋三総理との論戦が19日の衆院予算委員会で実現する。

 消費税引き上げ前の「身を切る改革」、「議員定数削減」や「社会保障制度の在り方」など、深く突っ込んだ議論が期待される。

 民主党の高木義明国会対策委員長が18日の記者会見で、野田前総理(民主党最高顧問)が質問に立つと語った。

 政権交代になる直前の党首討論では両者の間のやりとりで衆院解散と議員定数削減を約し、衆院解散になった経緯があり、その後、両者が直接に委員会で論を交えたことはなかった。

 高木委員長は「野田前総理のパンチを安倍総理が正面から受け止めて答えるのか、逃げるのか、しっかり見極めたい」と語った。

 また高木委員長は「(野田前総理は)財政再建はもとより社会保障の安定のために、社会保障と税の一体改革に愚直に取り組んだ。そして定数削減も含めた身を切る改革を断行するとの上で解散に踏み切る重大決断をした。(質疑では)バラマキ体質、重要課題の先送り、選挙目当て。国民に対して、将来に対して責任を持つということについて、その政治姿勢が改めて問われることになるだろう」と安倍総理にとって厳しいものになるとした。(編集担当:森高龍二)