政権の強固な土台で、あらゆる政策を推進 総理

2016年07月28日 09:53

 安倍晋三総理は27日、福岡市内で開かれた一億総活躍・地方創生全国大会で講演し、自民党は参議院で122議席・単独過半数の議席を得、安定した政治基盤を国民から頂いたとするとともに、友党の公明党も議席を増やしたとし、「強固な土台」を強調したうえで「あらゆる政策を一層力強く推進していかなければならない。そう決意している」と政策推進に強い意欲をみせた。

 九州での大会であったことから、冒頭に熊本地震からの復興を取り上げ「発災から1か月後には7000億円余りの補正予算を成立させているが、来週取りまとめる経済対策でも、相次ぐ自然災害に対する全国的な防災対応の強化と併せ、復興対策の一層の充実を図っていく」とした。

 また総理は「今月から補正予算を活用して九州への旅行を最大7割引する『ふっこう割』がスタートしたが、旅行会社では即日完売が相次ぐほどの人気という。復興は単なる復興であってはならない。持てる魅力を最大限に引き出し、新しい可能性に挑戦するチャンスでもあり、地方創生の先駆けとなるよう、被災地の復興に全力で取り組んでいく」と被災地を勇気づけた。(編集担当:森高龍二)