財務省は18日、7月の貿易統計の速報を発表した。輸出から輸入を差し引いた額は5135億円と2カ月連続黒字になった。
それによると、輸出は5兆7234億円と船舶・自動車・鉄鋼が減少したなどし、前年同月比で14%の大幅減になった。一方、輸入も原油・液化天然ガス、石油製品などが減少し、5兆2149億円となり、結果、貿易収支は黒字になった。
地域別にみると、米国へは1兆1825億円の輸出に対し、5885億円の輸入と5940億円の黒字。EUへは6655億円の輸出に、6667億円の輸入で11億円の赤字となった。
アジアでは輸出が3兆438億円、輸入が2兆5568億円と4870億円の黒字。中国へは1兆299億円の輸出に対し、1兆2959億円の輸入で2660億円の赤字となった。中国へは科学光学機器、非鉄金属などに輸出減が目立った。(編集担当:森高龍二)