日韓外相会談で10億円支出を伝えたと岸田外相

2016年08月25日 07:55

 岸田文雄外務大臣は24日夕、臨時記者会見を行い、この日の日韓外相会談で「昨年末の日韓合意に基づく(慰安婦問題を巡り、韓国政府が元慰安婦の名誉など支援するため財団を設立し、これに日本が)10億円を支出することについて、予備費で10億円を支出することを決定したことを伝えた」と語った。

 岸田外相は「韓国側に対して、(慰安婦の象徴としてある日本大使館前の)少女像の問題の適切な解決のための努力を含め、日韓合意の着実な実施を求めるとともに、双方が合意を誠実に実施していくことで一致した」と語った。

 また「私の方から先般の韓国国会議員の竹島上陸に遺憾の意を示し抗議した」ことや「北朝鮮問題については今朝の弾道ミサイル発射を含め、挑発行動は断じて容認できず、北朝鮮への圧力強化などを通じ、拉致・核・ミサイルといった諸懸案の解決に向け、日韓・日米韓で緊密に連携していくことを確認した」と発表した。(編集担当:森高龍二)