在日米軍狙った訓練「新段階の脅威」と稲田防相

2017年03月08日 08:02

 北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、北朝鮮が6日朝、弾道ミサイル4発を発射した意図について「在日米軍基地の打撃任務を遂行する北朝鮮の部隊が弾道ロケット(ミサイル)」発射訓練を行ったと報じた」。これについて、稲田朋美防衛大臣は7日の記者会見で、「報道について承知しているが、断定的なことは申し上げる立場にはない」とした。

 さらに記者団が在日米軍を狙った訓練であるという報道は国営放送などで、事実上、北朝鮮の公式発表と見ていいのだが、訓練目的を流したのは初めてと思う。大臣の受け止めは、との問いには「新たな段階の脅威に入っているということが明確になったというふうに思う」と答えた。

 また、稲田大臣は「北朝鮮は米韓連合演習に反発してきており、米韓連合演習への反発であった可能性も考えられる」とした。

 そのうえで稲田大臣は「昨年は同演習期間中に弾道ミサイル7発を発射していることから、今後、さらなる挑発行為に出る可能性も否定できないというふうに考えている」とも語った。(編集担当:森高龍二)