トヨタ、KDDI、東タク協が協働で“つながるタクシー”のデータ通信活用実験開始

2017年04月26日 07:30

Toyota_KDDI

トヨタ、KDDI、東タク協が協働で、データセンターと実走行するタクシーと通信することで、タクシーを利用する客の利便性向上や、ドライバーへのサポートなど、新たなサービス提供が可能となる“つながるタクシー”の実現を目指す

 トヨタ自動車とKDDIは、一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会(東タク協)と共同で、東京都内を走行するタクシーからデータを収集する実証実験を開始した。

 データセンターと実走行するタクシーと通信することで、タクシーを利用する客の利便性向上や、ドライバーへのサポートなど、新たなサービス提供が可能となる“つながるタクシー”の実現を目指す。そのために必要となる技術要件の明確化と、大容量の走行データの活用を目的とした実証実験だ。

 この実証実験では、タクシーに通信型のドライブレコーダー「TransLog」を搭載して、KDDIのLTEネットワークを使ってリアルタイムに収集する「走行画像」や「車両データ」のビッグデータを解析する。実験で、“つながるタクシー”に必要となる通信インフラの要件を明確にするとともに、車線ごとの混雑状況や障害物の有無を含むダイナミックマップを生成する技術検討をも開始する。トヨタは、同社が提唱するモビリティサービス・プラットフォームの機能拡充を目指すというわけだ。

 実証実験でトヨタは、東京都内のタクシー500台にトヨタが開発したテレマティクス通信型ドライブレコーダー「TransLog」を搭載し、実際の走行画像や車両データをリアルタイムに収集する。収集したビッグデータを解析し、モビリティサービス・プラットフォームの機能拡充、タクシー事業者向け新サービスの開発、次世代タクシーの開発に活用する。

 KDDIは、通信型のドライブレコーダー「TransLog」に搭載されるSIM、および高品質な4G LTEネットワークを提供する。そして、車両データ処理時におけるネットワーク品質の確認、および次世代のネットワーク構築に必要な要件を検討する。

 東京ハイヤー・タクシー協会は、実証実験に使用するタクシー車両500台の選定、および各タクシー事業者との調整を行なう。

 トヨタとKDDIは、クルマの“つながる化”を推進しており、車載通信機とクラウド間において、高品質で安定した通信をグローバルに確保するため、共同でグローバル通信プラットフォームの構築を推進してきた。また、東タク協はタクシー事業者と利用者にとって、より良いサービスを提供するべく、さまざまな取り組みを進めている。

 今後もトヨタ、KDDI、東タク協は、次世代タクシーや新サービスの開発に向けた、実証実験や技術開発に積極的に取り組んでいくとしている。(編集担当:吉田恒)