SUBARUレヴォーグ、「アイサイト・ツーリングアシスト」を全グレードに標準装備

2017年07月05日 06:15

Subaru_Levorg

マイナーチェンジしたSUBARU「レヴォーグ」、ヘッドライトの意匠がダイナミックになり、フォグランプもLEDとなった。ルームミラー左右に「アイサイト」の重要なセンサーであるステレオカメラを設置する

 SUBARUのスポーツワゴン「レヴォーグ」を大規模なマイナーチェンジを実施して、8月7日から販売すると発表した。

 マイナーチェンジの大きなポイントは、「アイサイト・ツーリングアシスト」を全グレードに標準装備し、総合安全性能とツーリング性能を大幅進化させたことにある。また、後退時自動ブレーキシステム、フロントビューモニター、スマートリヤビューミラー、ステアリング連動ヘッドランプなどの先進安全機能の追加により、総合安全性能を飛躍的に向上させ、全方位でドライバーの安全運転を支援する仕様とした。

 「アイサイト・ツーリングアシスト」は、全車速域でアクセル・ブレーキ・ステアリングの操作をサポートするアイサイトの新機能だ。SUBARUとして初搭載し、ロングツーリング時の快適性と安心感を大幅に高めた。

 走行性能は、サスペンションと電動パワーステアリングの改良により、乗り心地や操縦安定性、操舵フィーリングを高めたほか、ボディの各所に振動騒音対策を施すことで走行時の静粛性を向上。

 加えて、1.6リッターエンジンの制御を最適化し、実用燃費を向上させている。レヴォーグの強みである最先端の安全性能やツーリング性能に磨きをかけた。

 エクステリアの変更点も多い。フロントグリルやフロントバンパー、LEDヘッドランプのデザインを刷新し、フロントフォグランプにLEDを採用したことで、より精悍なフロントフェイスとした。一部グレードには新しいデザインのアルミホイールを採用。ボディカラーには新色の「ストームグレー・メタリック」も新たに用意した。

 インテリアでは、全般にインパネやセンターコンソール、センターパネルなどの質感向上を狙った。8インチのナビゲーションにも対応した仕様とし、ビルトインナビのデザインも一新している。また、これまでもインパネ中央上部に搭載されていたマルチファンクションディスプレイを5.9インチの大型カラー液晶に変更し、高精細車両情報表示となり見やすさを実現した。

 また、リヤシートの分割方式を多彩なアレンジが可能な4:2:4分割に変更し利便性を高めたほか、これまで本革シート装着車にのみに設定されていたシートヒーターを、1.6GT EyeSightを除くグレードに標準装備した。

 マイナーチェンジ後の価格は、1.6リッターモデルが、282.96万円〜356.4万円。2リッターモデルが、361.8万円〜405.0万円。(編集担当:吉田恒)