政府は中途採用、経験者採用を促すため、従業員5000人以上の大企業に対して新卒一括採用中心の採用制度の見直しとともに、個々の大企業に対して中途採用・経験者採用比率の情報公開を求める方針だ。
また中途採用、経験者採用を促すためには企業側に「採用制度、評価・報酬制度の見直しに取り組む必要がある」としている。5日の政府の未来投資会議で示した。
それによると「人生100年時代を踏まえ、働く意欲のある労働者がその能力を十分に発揮できるよう、雇用制度改革を進めることが必要だ」としている。
大企業では新卒一括採用の傾向が強く、新卒採用の比率が高い。従業員が5~299人までのところでは新卒採用比率は23.3%で、中途採用比率が76.7%なのに対し、5000人以上の大企業では新卒採用比率が62.6%と6割以上を占めている。(5~299人までの事業所サンプル数は2084社、5000人以上の大企業サンプル数は190社での数値。いずれも2018年新卒採用比率)。(編集担当:森高龍二)