「景気は持ち直していくことが期待される」政府

2021年11月28日 08:32

 政府は25日の月例経済報告に関する関係閣僚会議で11月の経済基調に関して「景気は新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和されつつあるものの、引き続き持ち直しの動きに弱さがみられる」と慎重な判断を行った。

 政府は10月の時点では「景気は新型コロナウイルス感染症の影響で依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、テンポが弱まっている」としていた。

 先行きについて「経済社会活動が正常化に向かう中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していくことが期待される」とした。

 そのうえで「供給面での制約や原材料価格の動向による下振れリスクに十分注意する必要があり、感染症による内外経済への影響や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある」としている。

 個人消費に関しては「外食や娯楽関連の支出にも持ち直しの動きがあり、個人消費は一部に弱さが残るものの、持ち直しの動きがみられる」としている。(編集担当:森高龍二)