岸田文雄総理は埼玉県の戸田市立戸田東小学校などの視察での知見を踏まえて「来年度に国において全国にＧＩＧＡスクール運営支援センターの設置を進め、地域間、学校間の端末活用の格差を是正する取組みを進め、ＧＩＧＡスクール構想への取組みを本格的に進める。全国の学校が１人１台端末を日々の授業で当たり前のようにツールとして使えるように教育のデジタル化を進めたい」との考えを強調した。
岸田総理は今月１０日に戸田市立戸田東小学校などを視察した。その際「子どもたち１人１人に整備された端末や最先端のデジタル設備を活用した授業の様子を見せて頂いた」とし「戸田東小学校を特定自治体の先端事例ということで終わらせるのではなく、是非全国に展開させていただくことが必要と感じた」と語った。
また優秀な教員確保へ働き方改革を進めるとし「教育のデジタル化に加え、学校における働き方改革、子育てとの両立についても（教員との車座で）意見交換させていただいた。教職の魅力を向上させ、優れた人材を確保するため、働き方改革等を進めていくことの大切さを改めて感じた」と語った。
岸田総理は「国として今春に勤務実態調査結果の速報値を公表するが、その結果等を踏まえて、骨太の方針に方向性を示すことを目指し、働き方改革を加速化し、処遇の見直し等を通じた教育の質向上に努めていきたい」と述べた。（編集担当：森高龍二）
