福井大雨、住宅94軒が浸水 23河川26カ所で被害、31日も鉄道・道路に影響

2026年08月31日 07:41

今回のニュースのポイントです。

29日から30日にかけて大雨に見舞われた福井県について、県災害対策本部が8月30日17時時点の被害状況をまとめました。人的被害は軽傷2人で、死亡や重傷は確認されていません。一方、確認された住家被害は床上浸水14軒、床下浸水80軒の計94軒となりました。河川では23河川26カ所で溢水や越水、護岸損傷が発生し、道路も一時37路線55カ所で規制(うち21カ所は解除済)されました。週明け31日も一部道路の全面通行止めやJR越美北線の運転取りやめ、えちぜん鉄道のバス代行運行、小中学校・高校の臨時休校などが予定されており、雨が弱まった後も生活への影響が続いています。

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 記録的な大雨に見舞われた福井県で、雨のピークが去った後も被害の全容把握と生活インフラへの影響確認が続いています。福井県災害対策本部は8月30日17時時点で取りまとめた被害状況を公表しました。

 公表された資料によると、人的被害は坂井市と大野市で各1人の計2人が軽傷を負ったことが確認されています。死亡や重傷者の報告は入っていません。

 住家の被害については、坂井市や勝山市などを中心に、30日17時時点で確認された床上・床下浸水は計94軒(床上浸水14軒、床下浸水80軒)となりました。市町別では、坂井市が床上9軒・床下57軒、勝山市が床上5軒・床下7軒、大野市が床下7軒などとなっています。なお、福井市の羽生地区における床上浸水情報や美山・森田地区での浸水被害の可能性、坂井市での軒数など、一部の地域については資料時点で「確認中」とされており、浸水被害の確認数は今後増える可能性があります。

■23河川26カ所で被害、一時55カ所で道路規制

 河川の被害は23河川26カ所に及びました。福井市の羽生川、荒川、江端川などで溢水が確認されたほか、坂井市の兵庫川や大野市の赤根川などで越水が発生し、道路冠水や農地浸水、護岸の損傷などの被害をもたらしました。なお、氾濫危険水位を超えていた荒川、江端川、田島川などの水位は、30日17時時点でいずれも低下方向を示しています。

 交通網への影響も生じています。県管理道路などでは一時37路線55カ所で規制が行われ、30日17時までに21カ所で規制が解除されました。しかし、坂井市丸岡町の国道364号では道路陥没が発生しており、雨量規制が解除されても全面通行止めを継続するとしており、解除時期は未定です。また、国道158号(福井市朝谷町〜大野市下丁)も一般車両の通行止め(緊急車両のみ通行可能)が続きました。

■31日も越美北線の運休や代行バス運行、学校休校が予定

 週明け8月31日の県内交通や生活環境にも影響が残ります。

 鉄道網では、JR西日本の北陸新幹線、特急サンダーバード・しらさぎ、北陸線、小浜線は31日も平常通り運行される予定である一方、越美北線は31日も運転取りやめとなっています。

 地方鉄道では、えちぜん鉄道勝山永平寺線の線路設備に被害が生じたため、31日は福井〜永平寺口間での折り返し運転を実施し、永平寺口〜勝山間についてはバス代行輸送が行われる予定です。なお、えちぜん鉄道三国芦原線は平常どおり運行予定ですが、三国港5時30分発の始発列車は運休となります。ハピラインふくいや福井鉄道なども平常運行を予定しているものの、早朝の点検や巡視による安全確認が前提とされています。

 生活インフラでは、30日17時時点で福井市内の約40戸で停電が発生しました。水道、都市ガス、主要通信事業者については被害や異常は報告されていません。

 教育機関への影響として、31日は坂井市内の全公立小学校19校および坂井市全5校を含む中学校6校が臨時休校を決めたほか、金津、丸岡、勝山、丹生、道守の県立高校5校なども臨時休校を予定しています。勝山高校での校舎内一部浸水や福井農林高校での農場浸水など、学校施設への被害も一部で確認されています。

 福井県は大雨特別警報の発表に伴い30日早朝に災害対策本部を設置し、全庁態勢で対応を続けています。被災地域における住宅浸水の調査やインフラの復旧作業が進められる中、31日も引き続き最新の交通・防災情報への注意が必要とされています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)