千葉豪雨「激甚災害」指定へ 浸水マンション復旧にプッシュ型支援

2026年08月28日 07:02

今回のニュースのポイント

政府は27日、「令和8年8月千葉豪雨」について、5月23日からの梅雨前線や台風による豪雨と一連の気象現象として、激甚災害に指定する見込みを明らかにしました。農地などの災害復旧事業について全国一律で国庫補助率を嵩上げする「本激」となる見通しです。また、記録的な大雨による内水氾濫でエレベーターや水道などの設備が停止したマンションに対し、工事業者や管理会社などを結び付ける「プッシュ型支援」を実施する方針を示しました。

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 政府は27日、官邸で「第3回 令和8年8月千葉豪雨に関する関係閣僚会議」を開催しました。発災から2週間が経過した今回の豪雨では、記録的な降雨によって広範囲で「内水氾濫」が発生し、多くの人的・物的被害が生じました。政府は今回の教訓を踏まえた対策の強化を進めるとともに、指定手続きに向けた見通しを明らかにしました。

 今回の豪雨被害については、5月23日からの梅雨前線や台風による豪雨と一連の気象現象として「激甚災害」に指定する見込みとなりました。具体的には、農地などの災害復旧事業を対象として、特定地域にとどまらず全国一律に国庫補助率の嵩上げを行う特別措置、いわゆる「本激」として指定する見通しです。

 復旧作業の進展状況については、道路上に残された被災車両の撤去作業が大きく進展しました。関係機関で構成されるプロジェクトチームを設置して撤去に取り組み、千葉県内の国、県、市町が管理する道路において、路肩に残された被災車両を含めて撤去がほぼ完了したことが報告されました。

 一方、浸水被害を受けたマンションへの支援策も盛り込まれました。大雨による浸水に伴い、エレベーターや水道などの設備が停止したマンションでは、日常を取り戻されてきた物件も増えてきてはいるものの、依然として復旧に至っていない物件も残されています。政府は迅速な設備復旧を図るため、工事業者や管理会社などを結び付ける「プッシュ型支援」に取り組む方針です。

 あわせて、マンションの設備が復旧するまでの間の生活支援策も講じます。「要配慮者」などの住民について、本人の希望に応じてホテルや旅館などに一時避難できるよう、関係自治体が実施する取り組みを支援します。

 今回の豪雨では、道路上の被災車両に加え、浸水によってマンションのエレベーターや水道などが停止する被害も生じました。政府は被災車両の撤去やマンション設備の復旧支援を進めるとともに、今回の豪雨の教訓を踏まえた対策の強化に取り組む方針です。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)