東京電力福島第一原発事故に伴う食品の出荷制限が出続けている。12日にも、福島県はじめ茨城県、千葉県でも出荷制限が新たに原子力災害対策本部から指示された。「東京電力は環境への莫大な影響を出し続けているこの事態をどう受け止めているのか」と批判の声と共に、原発事故の収束の難しさや深刻さを改めて浮き彫りにしている。
この日、出荷制限が出されたのは福島県会津美里町で採れる「野性きのこ」と茨城県内の利根川のうち境大橋の下流(支流を含む)で獲れる「ウナギ」や千葉県内の利根川のうち境大橋の下流(支流を含む。ただし、印旛排水機場および印旛水門の上流、両総用水第一揚水機場の下流、八筋川、与田浦、与田浦川を除く)で獲れた「ウナギ」。
福島県内での野生きのこの出荷制限は今回の会津美里町で福島市、二本松市、伊達市、本宮市、郡山市、須賀川市、田村市、白河市、会津若松市、喜多方市、相馬市、南相馬市、いわき市、国見市、猪苗代町、会津坂下町、二葉町、浪江町、昭和村など52市町村にも及んでいる。(編集担当:森高龍二)