幼い頃、植物や昆虫などを光学式顕微鏡でのぞいては、そのミクロの世界に驚嘆した人は多いはず。現在ではデジタルカメラやデジタルビデオカメラでも、マクロ機能はあるものの、50~1000倍ほど拡大できる光学式顕微鏡には到底及ばない。
最近では、その手軽さゆえにデジタル顕微鏡の人気も高く、サンワサプライから倍率500倍のデジタル顕微鏡(デジタルマイクロスコープ)「400-CAM010N」が発売された。倍率は500倍まで無段階で調整ができるので、顕微鏡としてだけではなく、文字を拡大するルーペとして、また立体物を撮影するデジカメとしても使用できるのが特徴だ。撮影した静止画・動画はmicroSDカードに保存できる。また付属のUSBケーブルでパソコンに接続すれば、データ転送も簡単にでき、すぐにパソコンのモニターで見ることも可能だ。
同社ではすでに倍率300倍という商品は発売していたが、今回は500倍(光学ズーム10倍または17倍、デジタルズーム最大30倍)、500万画素というスペックを誇る。ピント調整のフォーカスリングが軽く回しやすく、より大きな写真データ(8M)にも対応できるようになった。さらに撮影モードが8つも追加され、シーンに応じて「夜景」「人物」などを撮影でき、起動時間が1.5秒にまで短縮され、シャッターチャンスを逃さすことも減るだろう。レンズ部にはLEDライトが4つ内蔵し、単四乾電池4本で可動する。
子どもの探究心だけではなく、大人でも十分楽しめ、特に中高年層では気になる肌や頭皮の状態を確認できる、美容チェックのツールとしても大いに活用できるだろう。あなたもミクロの世界をのぞいてみてはいかがかな?(編集担当:鈴木博之)