年収1000~1200万円のビジネスパーソンが最も「伸びしろ有」?

2014年07月16日 13:23

 株式会社リクルートキャリアは、年収750万円以上のビジネスパーソンを対象に、キャリアアップに関する意識調査をインターネット上で行った。調査対象は、年収750万円から1000万円のビジネスパーソン1,000人。調査期間は、2014年6月14日から18日まで。

 「現在の仕事にやりがいを感じているか」の問いに対し、「とても感じている」「やや感じている」ともっとも多く答えたのは、「年収1200万円から2000万円未満ゾーン」の人で73%。次いで、「1000万円から1200万円未満ゾーン」の人で、68.1%。最後が「750万円から1000万円未満ゾーン」の人で、56.6%となった。

 「更なるキャリアアップに向けて、前向きにチャレンジしたいか」との問いに対し、「積極的にチャレンジしたいと思う」「機会があればチャレンジしたいと思う」ともっとも多く答えたのは、「年収1200万円から2000万円未満ゾーン」で84.3%。次いで、「1000万円から1200万円未満ゾーン」で、80.4%。最後が「750万円から1000万円未満ゾーン」で、76.3%となった。

 一方、「今後も順調にキャリアアップできると思うか」の問いに対し、「思う」ともっとも多く答えたのは、「年収1000万円から1200万円未満ゾーン」36.2%。次いで、「1200万円から2000万円未満ゾーン」で、26.7%。最後が「750万円から1000万円未満ゾーン」で、21.0%となった。

 今後のキャリアプランに関して、「10年後のキャリアプランを描けているか」の問いに対し、「明確に描けている」「イメージはある」ともっとも多く答えたのは、「年収1000万円から1200万円未満ゾーン」46.5%。次いで、「1200万円から2000万円未満ゾーン」で、46.1%。最後が「750万円から1000万円未満ゾーン」で、34.6%となった。
 
 年収750万円以上のビジネスパーソンの場合、年収とやりがいはほぼ比例しており、また高収入の人ほどさらなるキャリアアップに意欲的であることがわかった。にも関わらず現実的には、1200万円以上の人は、それ以下の年収の人よりもさらなるキャリアアップが難しいと考えているようである。キャリアアップに意欲的であっても、収入は青天井ではなく、ある一定の年収で「頭打ち」と考えている人が多いのではないか。(編集担当:堺不二子)