消費カロリーの推移をスマホで表示・管理 Bluetooth v4.0で計測結果をデータ転送

2014年09月01日 14:17

 健康総合企業を標榜する株式会社タニタは、省電力で通信を可能にする近距離無線技術Bluetooth v4.0を搭載し、スマートフォンや対応するテレビと連携する活動量計カロリズム「AM-160」を2014年9月1日に発売すると発表した。

 「AM-160」は、計測結果をスマホの主流となっているiPhoneの対応アプリで表示・管理できるだけでなく、三菱電機<6503>が10月に発売する4K対応三菱レーザー液晶テレビ「REAL」LS1シリーズにデータを転送し、テレビの大画面で計測結果を表示・記録することも可能。1日に使ったカロリー(総消費エネルギー)の推移を管理できる。カラーはブラックとシルバーの2色で、価格はオープン。健康志向が高く、ライフスタイルにこだわりを持つ30代~50代の男性をメーンターゲットに、年間2万台の販売を計画している。

 近年、活動量計のユーザー層が拡大するのに伴い、ユーザーのニーズも多様化している。中でも、スマホの急速な普及を背景に、「活動量計で計測したデータをスマホで管理したい」という声が大きくなっていたという。今回発売する新製品はこのニーズに応えたもので、計測したデータをiPhoneに転送し、専用のアプリでスマートに管理できるようにした。本体で表示するのは、「歩数」「総消費エネルギー量」「活動エネルギー量」の3項目。シンプルで使いやすい仕様となっており、アプリと連携することで「脂肪燃焼量」「活動時間」など、より詳細な計測結果を確認することができる。

 対応するアプリは、2.エクササイズの成果でアプリ内のキャラクターの体形や性格が変化していく「ふとしの部屋」、2.アプリ内のヒロインと一緒にランニングでダイエットに挑戦する「ねんしょう!2+」、3.計測結果をグラフ化して管理できる「ヘルスプラネット」―の3種類。いずれも基本料金無料で配信しており、8月25日より順次アップデートで対応する。

 また、通常のカロリズムに比べ処理性能を2倍にし、6秒ごとに行動判定を行うアルゴリズム「カロリズムエンジンPRO」を搭載。「ヘルスプラネット」と連携することで、1日の活動量を「安静」「生活」「歩き」「走り」に分類して確認することができる。(編集担当:慶尾六郎)