菅義偉官房長官は21日、安倍総理の戦後70年の談話について、侵略、植民地支配など特定の文言を入れない場合、歴史認識を変更したとの誤解を招くことはないのかとの記者団の質問に「そこ(誤解を招くこと)は、あり得ないと思う」と語った。菅官房長官は「歴代内閣の立場を全体としては引き継いでいるし、これからも引き継いでいくということを総理も表明しているのだから」と語った。
菅官房長官は「安倍政権として、歴史認識について、歴代内閣の立場を全体として引き継いでおり、今後も引き継いでいく。このことは総理が明言している」と語ったうえで「戦後70年の談話は、それを前提として作成するものだ」とした。
菅官房長官は「談話の内容は、さきの大戦への反省、戦後の平和国家としての歩み、今後のアジア、太平洋地域や世界のために、どのような貢献を日本が行っていくのかを、これから90年、100年に向けて、日本がどのような国をめざすのかを世界に発信できるように英知を結集している」とした。
菅官房長官は「21世紀懇談会において議論しているので、21世紀の世界のなかで、日本が果たす役割などを議論頂き、様々な意見を伺ったうえで、政府としては新たな談話を検討していきたい」とした。(編集担当:森高龍二)