移設は政府全体で判断し対応している事 防衛相

2016年01月15日 19:27

 中谷元防衛大臣は15日の記者会見で、今月行われる沖縄県宜野湾市の市長選挙の争点について「あくまで地方の市長を選ぶ選挙で、それぞれの争点、テーマはやはり市民の皆様方が選挙を通じて判断されることで、私の方から云々できるものでもない」と地方選挙であるとした。

 記者団が市長選挙で立候補予定の一人が普天間基地の代替施設の辺野古への建設反対を掲げ、現職はディズニーリゾート誘致などを掲げているが、今回の市長選の最大争点は何だと考えているか、また、辺野古への移設反対候補が選ばれた場合に辺野古への基地移設にどのような影響があると思うかとの問いに答えた。

 中谷防衛大臣は「普天間基地の問題は長年、政府としても懸案であり、普天間基地の抱えている問題点、危険性、これの除去のために今、移設を行っているわけで、政府としては一刻も早い危険性除去のために対応していきたいと考えている」と名護市辺野古への代替施設建設を急ぎたい旨、改めて強調した。

 中谷防衛大臣は「移設は政府全体で判断し対応していること。様々な観点でこの事業を推進していかなければならない」と建設推進姿勢を示した。(編集担当:森高龍二)