総裁の意志に沿い党内まとまるよう 高村副総裁

2016年02月20日 09:19

 自民党の谷垣禎一幹事長は19日、安倍晋三総理が同日の衆院予算委員会で「議員定数10の削減については、間もなく公表される平成27年の国勢調査に基づく区割りの見直しを行う際に、これに合わせて削減を実施する。平成32年の国勢調査まで先送りすることは決してしない」と答弁したことについて、党役員連絡会後の記者会見で「高村正彦副総裁から、予算委員会で選挙制度改革について安倍総裁の意志が示された。できるだけ安倍総裁の意志に沿った形で党内がまとまるようよろしくお願いしたいということだった」と語った。

 谷垣幹事長は「議員定数10削減は間もなく発表される国勢調査速報値に基づいて行われる区割り見直しの際に併せて削減するとの総裁発言を受けて、そういう作業を細田博之幹事長代行にお願いをしている」と語った。

 谷垣幹事長は「今後、細田幹事長代行を中心に党内手続きを進めていこうということで、24日には選挙制度改革問題統括本部・選挙制度調査会合同会議を持つということで準備を進めている」とした。また「政府・与党結束してこの局面を乗り切っていきたいのでよろしくということを申し上げた」と協力を求めたことを明かした。(編集担当:森高龍二)