日露首脳会談「総理は率直に議論する」菅長官

2016年09月01日 05:50

 菅義偉官房長官は31日の記者会見で「安倍晋三総理が2日から3日までロシア・ウラジオストクを訪問し、東方経済フォーラムに出席するとともに、日露首脳会談を実施する」と発表した。

 また、総理のその後の外交日程について「4日から中国の杭州で開催されるG20サミットに出席し、6日からラオスで開催されるASEAN関連首脳会議に出席する」とした。

 菅官房長官は「今回の日露首脳会談で、今後のプーチン大統領の訪日も念頭に、幅広い分野で日露関係全般について議論が行われるものと考える」とし「特に、平和条約締結問題の前進には首脳同士の率直なやり取りが不可欠であり、安倍総理は、そのような強い思いで、この問題の議論に臨まれるものと考えている」と率直な議論に期待した。

 またG20サミットについて「新興国と途上国経済の減速、英国のEU離脱など、世界経済の様々な下方リスクに直面する中、世界経済の持続的成長を実現するため、G20が協力し行動するよう働きかけを行い、具体的成果につなげたい」と狙いを語った。

 菅官房長官は「ASEAN関連首脳会議、ASEAN+3首脳会議、日・ASEAN首脳会議等では来年に結成50周年を迎えるASEANとの協力や地域の平和と安定に向けた取り組みなど幅広い分野で各国首脳と議論をする予定」とした。(編集担当:森高龍二)