ホンダ、上質感を追求したパーソナルコミューター「スーパーカブ C125」発売

2018年06月29日 06:12

honda_Super Cub

1958年にデビューした初代モデルのスーパーカブC100を彷彿とさせる「パールニルタバブルー」の新型スーパーカブ C125、価格は39万9600円

 ホンダが新型スーパーカブC125を発表、9月14日に発売する。昨年10月の東京モーターショーでホンダブーズに展示された高品質スーカー株式会社そのものだ。新型はスーパーカブシリーズの普遍的な車体パッケージに、最新装備を採用するなどして、より上質感を追求した第二種原動機付自転車(原付二種)のパーソナルコミューターだ。ショーモデル同様にアルミ製切削キャストホイールやフロントディスクブレーキの採用など、高いクオリティと仕上げ、装備に拘ったモデルといえる。

 スーパーカブ C125は、歴代スーパーカブシリーズの特徴的なデザインである、レッグシールドからリアフェンダーにつながる滑らかな曲面で構成されたシルエットに、初代モデルの「スーパーカブ C100」を彷彿とさせる“鳥が翼を広げたような形のハンドル”部から、フロントフォークまでを一体とした「ユニットステア」を採用、スーパーカブの気品のあるスタイリングを継承する。

 車体は、スーパーカブ110をベースに、構成部品の剛性を高めることで125ccエンジンの動力性能に対応した安心感のある挙動を実現。足回りは、前後サスペンションのストローク量を最適化することで、快適性の向上に寄与している。

 エンジンは、扱いやすく燃費に優れた125cc単気筒・空冷4ストロークOHCエンジンを搭載。高級感のあるエンジン外観を得るとともに、各部の最適化を図り、静粛で変速ショックの少ないスムーズな変速フィーリングを実現した。

 また、優れた利便性と快適性に寄与する最新装備として、省エネルギー性に優れたLED灯火器や、スマートキーを携帯して車両に接近することで、衣類のポケットなどからスマートキー自体を取り出すことなく、メインスイッチノブの解施錠を可能とする「Honda SMART Key システム」を採用。

 クロームメッキのパーツを配した上品な印象のメーターは、中心に配置したクロームメッキのリング外側にアナログ表示、内側にデジタル表示を採用し、クラシカルで上質な印象を表現し、スマートな使い勝手と上質感を追求した。

 スーパーカブ C125のカラーリングは初代スーパーカブの印象を踏襲した「パールニルタバブルー」を採用。価格は39万9600円。国内販売3000台/年を見込んでいる。

 今回のスーパーカブ C125の導入で、国内販売するスーパーカブシリーズは、新型C125のほか、110、110プロ、クロスカブ110、スーパーカブ50、50プロ、クロスカブ50となる。

 スーパーカブシリーズは、1958年8月に初代モデルのスーパーカブC100を発売。以来、低燃費や静粛性、信頼・耐久性に優れた4ストロークエンジンを搭載し、乗り降りしやすい低床バックボーンタイプのフレームや、クラッチ操作を省いた自動遠心式クラッチの採用などで、幅広いユーザーに愛用されているロングセラーモデル。2018年8月に発売60周年を迎える。(編集担当:吉田恒)