東京高検検事長定年延長の撤回求める 玉木代表

2020年02月25日 06:28

 国民民主党の玉木雄一郎代表は定期党大会で安倍政権を「民主主義を危機的事態に陥らせている」と徹底非難した。

 特に東京高検検事長の定年延長について「法律を捻じ曲げてまで自らに都合よく定年延長した。総理さえ逮捕できる権限を持つ検察官人事への違法性を伴う介入は法治主義を放棄し、人治主義がまかり通る恐るべき政治への堕落。まさに民主主義の危機ともいうべき危機的な事態に陥っている」と警鐘を鳴らした。
 
 そのうえで、玉木代表は「26日の衆院予算委員会『集中審議』でこの問題を取り上げ、人事の撤回を求めていきたい」と自身が質問で取り上げ、撤回するよう求めていくと述べた。

 玉木代表はあいさつで「(安倍総理は)これまでも国会に提出する公文書を隠す、改ざんする、聞かれたことに答えず関係のないことを長々しゃべることを繰り返してきた」と非難。

 「今国会ではそれが極まり、国会での質疑者に対し『意味のない質問』とヤジを飛ばし、『桜を見る会』の問題でも多くの国民が総理の説明に納得していない」と説明しない総理を問題とした。そして、安倍政権の横暴ぶりにつき「極めつけは、検察官の定年延長の人事だ」とした。(編集担当:森高龍二)