日産「フェアレディZ」改良、NISMOに6MT追加 価格は975万円から

2026年08月27日 15:48

今回のニュースのポイント

日産自動車は27日、スポーツカー「フェアレディZ」および高機能モデル「フェアレディZ NISMO」をマイナーチェンジし、同日より発売しました。今回の最大の変更点は、従来9速AT(自動変速機)のみだったNISMOに、ユーザーからの要望が多かった6速マニュアルトランスミッション(6MT)を追加設定した点です。あわせて標準モデルでは初代をはじめとする歴代Zの意匠を取り入れたデザイン刷新を実施しました。車両本体価格は標準モデルが573万7600円から、NISMOが975万2600円(特別塗装色代が別途必要)となっています。

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 日産自動車は27日、スポーツカー「フェアレディZ」と「フェアレディZ NISMO」のマイナーチェンジを発表し、同日より発売しました。今回のマイナーチェンジでは、「フェアレディZ」が受け継いできたヘリテージをさらに深化させるとともに、性能向上を図っています。

 今回の改良における最大の注目点は、これまで9速ATのみのラインアップだった「NISMO」に、専用のショートストローク6速MT(マニュアルトランスミッション)が追加されたことです。日産によると、これはユーザーから要望の多かったもので、手首で操るような素早いシフトレスポンスを実現しました。さらに、6MT専用にスロットルおよび点火タイミングのエンジン制御を最適化し、アクセルペダルを踏んだ瞬間からリニアなレスポンスと高回転域まで伸びやかな加速フィールを追求しています。ドライブモードには街中やロングドライブ向けの「STANDARD」と、高回転域でのレスポンスやエンジン音を重視した「SPORT」の2種類を設定し、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)には応答性を高めたNISMO専用の「TRACTION」モードを設定しました。

 NISMOの足回りに関しては、フロントブレーキに「NISSAN GT-R」で採用されていた2ピースドリルドローターを搭載し、優れた放熱性によるブレーキ性能の向上とバネ下重量の軽量化を実現しました。この軽量化に合わせて専用サスペンションのセッティングを行ったほか、ステアリングには低フリクションラックを採用し、よりスムースな操舵感を実現するとともに、コーナリング中のライントレース性も向上させています。

 一方、標準モデルの「フェアレディZ」では、歴代モデルへのオマージュとしてエクステリアの刷新が行われました。S30型(1969年)からZ32型(1989年)まで、歴代モデルのフロント部に採用されていた「Z」をモチーフとするエンブレムをフロントフェイスに復活。フロントバンパーも刷新してノーズ先端を延長させることで、ロングノーズ・ショートデッキ感を強めると同時に空気抵抗の低減とフロントリフトの抑制を両立させました。ホイールは3代目(Z31型)のエアロディッシュ・ホイールデザインをオマージュした切削加工アルミ鍛造ホイールを採用し、新色としてS30型のイメージカラー「グランプリグリーン」から着想を得た「雲龍グリーン/スーパーブラック(2トーン)」を設定しました。走行面では大径モノチューブショックアブソーバーを採用し、ダンパー受圧面積を従来比で26.6%向上させ、高速走行時でもしなやかで安定した乗り心地を実現しています。

 全国希望小売価格(消費税込み)は、標準モデルの6MT/9速ATともに573万7600円から(Version STは699万9300円)、NISMOは6MT/9速ATともに975万2600円となります(※NISMOは特別塗装色の選択が必須のため、4万9500円からの特別塗装色代が別途合算されます)。また全モデル共通の新装備として、走行時の振動でもずれにくいマグネット固定と冷却ファンを備えた「Qi2」規格対応ワイヤレス充電器を採用したほか、対自転車の制動要件に適合した衝突被害軽減ブレーキなどを搭載しました。

 初代S30型など歴代Zの意匠を現行モデルへ取り込む一方、NISMOにはユーザーから要望の多かった6MTを追加した今回のマイナーチェンジ。ヘリテージデザインを深化させるとともに、走行性能や安全・利便装備を改良した内容となっています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)