【日経平均】活性低く19円高で14700円台乗せがやっと

2013年10月22日 20:34

 NYダウは7ドル安だがS&P500はわずかに上昇。発表が延期になっても雇用統計はやはり気になるのか売買高は前日比で24%も減少し様子見ムード。9月の中古住宅販売は市場予想を下回った。決算が良くなかったマクドナルドは売られたが、新型iPad発表前日のアップルは買われていた。22日朝方の為替レートは、ドル円は98円台前半、ユーロ円は134円台前半で、ドルは前日並みだがユーロは高くなっていた。

 日経平均は16.49円安の14677.08円と小幅安で始まり、日経平均は狭いレンジの小動き、TOPIXはわずかなプラスでしばらく推移するが、午前9時30分前から両方ともマイナスに。14641円まで下げた後は14600円台後半の約30円幅でもみあう。11時すぎに為替の円安を伴う先物主導の上昇が始まり14721円のピークをつけるが、アッと言う間に下落して14700円を割り込む「いってこい」。笛吹けども東京市場は踊らずだった。それでも前場は小幅のプラスで終えた。

 後場は14700円台に乗せて始まり、14730円近辺で小動きかと思えば午後1時30分すぎに為替に連動して下落しマイナスにタッチするものの、すぐV字反発。その後はプラス圏、14700円台の小動きで大引けを迎え、終値は19.68円高の14713.25円と続伸し9月27日以来の終値14700円台を回復した。TOPIXは+2.08の1214.44。売買高は21億株、売買代金は1兆4826億円で、相変わらずマーケットは活性が低い状態が続いている。

 値上がり銘柄998に対し値下がり銘柄は592。業種別騰落率は18対15で小幅高にふさわしい割合。プラス上位セクターはその他金融、金属製品、建設、情報・通信、非鉄金属、鉄鋼など。マイナス下位セクターは海運、パルプ・紙、電気・ガス、サービス、医薬品、空運などだった。

 日経平均プラス寄与度1、2位はソフトバンク<9984>とファーストリテイリング<9983>の合計+26円で、マイナス寄与度1位はファナック<6954>の-6円