TVによる音声対話型アプリが登場 NTT西日本がサービス開始

2014年03月09日 11:10

 西日本電信電話(NTT西日本)は、テレビを活用した対話型検索サービスとして国内初となる音声対話型コンシェルジュアプリ「スマートナビットさん」を3月4日より光BOX+(HB-1000、HB-100/情報機器)上で提供開始した。

 従来、テレビを利用したweb検索では、リモコンを使った文字入力の煩雑さや、ページ遷移の操作性が課題だった。しかし、このサービスでは音声入力と、スマートナビットさんとの対話による絞り込み検索で、簡単に目的の情報にたどり着くことができる。レストランやイベントなど様々な生活情報が活用できる。

 具体的には、光BOX+をスマートフォンで操作することができるスマートフォン用リモコンアプリ「スマートフォン用リモコンアプリ」をGoogle Playよりダウンロードする。これで、TVで簡単・便利に音声対話型のコンシェルジュサービスが利用できる。光BOX+はTVインターネットを介した映像を視聴可能にするセットトップボックスだ。

 今回このセットにイナゴの自然対話型エージェントシステム「netpeople」を追加し、TVに登場するキャラクター「スマートナビットさん」と対話しながらweb検索ができる機能を提供する。「netpeople」は、ユーザーとの音声による会話を通して、その文脈から意図をくみ取り、ユーザーが欲しい情報を絞り込むことができる対話機能である。

 料金は無料だが、「フレッツ光」などのブロードバンド回線、および対応するプロバイダーとの契約・料金、ルーター等が別途必要。今後は、利用可能な検索コンテンツの拡大と、光BOX+本体を音声で操作するなどサービスを拡充する方針だ。

 TVで簡単に利用できるというのが、今回のサービスのミソだ。しかし、NTT西日本が提供するものであるため、今のところNTT西日本の管轄内の地域に限ったサービスとなっている。(編集担当:慶尾六郎)